8月9日(水) 平和について考える 〜校地内にある『被爆アオギリ』より〜
本校の校地内に『アオギリ』が植えられています。このアオギリは、もともと広島県広島市東白島町(ひがしはくしまちょう)の旧広島逓信局の庭に1933年(昭和8年)に植えられており、12年たった1945年(昭和20年)8月6日に被爆しました。
被爆の熱戦で燃え上がり枯死したかに見えましたが、焼け残った半面から芽をふいて蘇り、炭化した半面を包むように樹皮が覆ってきたそうです。しかし、半世紀以上過ぎた今も傷跡は癒えることなく、中央に黒い裂け目として残っています。 1973年(昭和48年)に郵便局の建物が建て替えられることになり、アオギリは平和公園に植え替えられました。今、額中に植えられているアオギリは、その被爆したアオギリからの種で育てたものです。 この種は江口保さんからいただきました。江口さんは、1945年(昭和20年)8月9日、長崎で被爆し重傷を負ったそうですが、戦後、東京で中学校の教員となり、被爆地への平和修学旅行の実現に力を注ぎました。退職後の1986年から単身広島にアパートを借りて、「ヒロシマ・ナガサキの修学旅行を手伝う会」の看板を掲げ、広島へ修学旅行にやってくる学校の世話をボランティアで続けました。1997年4月の額中の「ヒロシマ修学旅行」でも大変お世話になった方です。残念ながら、1998年6月16日、69歳で亡くなりました。 その後、植木鉢から外に植え替えられ、現在にいたっています。なお、アオギリは大変生命力の強い木で、ぐんぐん成長するため、時折枝打ちをして一定の高さを維持しています。 78年前の8月6日には広島に、今日8月9日は長崎に原子爆弾が投下された日です。また、8月15日は終戦記念日です。ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や国内各地を襲った自然災害、災害級の猛暑などからも、当たり前の日常や当たり前に家族や友人がいること、何気なく過ごす一日一日がどんなにありがたいことか。そんなことを強く感じる夏ですね。ぜひ、この機会にご家族に感謝の気持ちを伝え、平和についても話し合ってみてください。 8月8日(火) グラウンドの整備
本校のグラウンドは長年の風雨などによる土砂の流出や凹凸ができるなど、授業や部活動の練習中のケガなどの安全面が心配されていましたが、このたび新たに土を入れ、平らになるように整備されました。作業は8月5日(土)、6日(日)の2日間で行われました。生徒の皆さん、安心して平らになったグランドで思いっきり活動してください。
8月8日(火) 吹奏楽部、コンクールに向けて仕上げです
吹奏楽部は8月11日(金)金沢歌劇座で行われる、『第64回 北陸吹奏楽コンクール』に向けて最後の追い込みが行われています。「練習は本番のように。本番は練習のように。」とも言われます。一音一音を大切に、30名全員で一つにまとまった音色を奏でてください。
8月1日(火) 生徒玄関の傘立て一新
夏休みに入り、生徒玄関の傘立てを撤去し、新たな傘立てを設置しました。これまでの傘立ては鉄製の頑丈なつくりで、生徒玄関の空間を圧迫していました。撤去することで開放的な空間が生まれました。新しい傘立ては明るい色合いのものに一新され、生徒の皆さんには、すがすがしい気持ちで一日をスタートしてもらえたらと思います。大切に使いましょう。
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