チーム守中コラム〜教科指導![]() 私は理科の教師ですが、今までに学校の諸事情で、中学校では数学、保健体育、技術の授業を担当したことがあります。教科が違うと導入やねらいへのアプローチが若干異なり、他教科を教えたことは、本来の理科授業に大きく影響を及ぼしました。 私は、理科の授業においては、先輩の先生から教えていただいた、「知的好奇心を高める」という文言が大好きで、常に授業の導入部分を「つかみ」として大切にしてきました。面白い自然現象やトリビア的な知識を、授業冒頭で生徒に紹介していました。今更ながら考えてみると、生徒への学習効果よりも、生徒が「おー!」と喜んで歓声を上げるシーンを、自分が見たかっただけなのかもしれないと、笑ってしまいました。 どの教科においても、生徒の「知的好奇心」を高めることはとても大切です。「生徒が前のめりになって受ける授業」をこれからも守中で展開して行けたらと思います。 夏休み明け 前期後半スタート![]() ![]() ![]() 夏休み最終日〜明日から授業開始![]() ![]() ![]() 今日で35日間の夏休みも終わり。明日から前期後半です。 チーム守中の生徒の皆さん、この夏休み、元気に過ごすことができたでしょうか。さまざまな経験を、大切な思い出にして、明日からの学校生活、気持ちのいいスタートにしましょう。「あ〜学校か〜」と少しテンションが下がっている生徒もいるかも知れませんが、チーム守中、自分と周りの人に優しくできるメンバーなので、心配せず、笑顔で登校してください。 集団での生活には、「気遣い」が大切になります。それに増して、それぞれのメンバーが、周りの人に気遣うだけでなく、「寄り添う、共感する」という、積極的な気持ちをもっていれば、みんなが笑顔になって楽しく生活できるはずです。頑張りましょう! 保護者の皆様、地域の皆様、明日から学校生活が再開します。この夏休み期間中、生徒を温かく見守り、御指導、御支援をいただき、誠にありがとうございます。明日からの学校生活、皆様のお気持ちにお答えすべく、充実したものにしていきます。今後とも、御支援、御協力のほど、よろしくお願いいたします。 チーム守中コラム〜はちみつ![]() あの甘いはちみつ、蜂が甘い花の密を集めただけと思いがちですが、花の密が蜂のだ液によって分解され、より糖分が倍近くの濃度になったものです。 蜂と人間との関係は、とても古くからあるようです。それにしても、本当に人間は、あらゆる食材を追求し続けてきた動物なんだなぁと、感心してしまいます。いにしえの「チャレンジャー」たちが開拓してきた、様々な食材、その中でも甘くて栄養価の高いはちみつ、今日の帰りに買ってみようかなぁと思いました。 8月3日の朝![]() チーム守中コラム〜街![]() 特別な街、というより、自分にとって身近な街は、生まれて2歳まで住んでいた東京の砂町、小さい頃よく遊びに行った浅草、転居し今でも実家のある柏、大学時代を過ごした水戸、就職して関東を離れた静岡県富士宮、そして、非常勤講師として教職をスタートして藤代、新規採用で赴任した守谷・・・と、時系列で並べてみると、結構こんな私にも歴史があるのだなぁと、感慨深くなりました。そんな中でも、「守谷」は一段と特別な街です。 そんな街を、ちょっとした時間をつくって赴いてみるのも、人生の楽しみなのかもしれないと、哲学思考を閉じました。 8月2日の朝![]() ![]() ![]() 八坂神社祭礼巡視活動![]() ![]() ![]() 明日から夏休み お世話になりました![]() 本日、生徒には、穏やかな生活を送り、それぞれの学年が、それぞれの役割を存分に発揮し、学校生活を充実したものにしたことへの感謝と称賛の言葉を贈りました。この夏、生徒の皆さんには、さまざまな経験通して、大きく成長していってほしいと思います。 チーム守中の生徒は、夏休み明けも元気に充実した学校生活を送ると信じています。保護者の皆様、地域の皆様には、変わらずの御支援・御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 守谷中学校長 越智 壽雄 木曜日、夏休み前最後の授業日の朝![]() ![]() ![]() 水曜日の朝![]() ![]() ![]() チーム守中コラム〜季節![]() 「季節は季節らしく・・・」というのは、「夏は暑く、冬は寒く」という意味です。さすがに夏は、人に危険が及ぶ暑さでは困るので、冷夏というものではない、夏らしい夏という意味です。よく言われることですが、季節が季節らしくなると、経済が上向きになるとのことです。私は、これを実家の商売で実感していました。 父は洋品店から心機一転、私が中学3年生の時に豆腐店経営に転職しました。運良く、構えた店の場所の水がよかったのか、美味しい豆腐を作ることができ、たくさんのお客様に来ていただきました。その豆腐店の手伝いをしていると、夏の時期は、暑い日には「冷や奴」需要が高まり、冬の時期は、木枯らし吹く凍てつく日には「湯豆腐」需要が高まって、豆腐が飛ぶように売れました。「こんなにも売れ行きに差があるんだ・・・」と、当時は驚いていました。口数の少ない父が、完売した舟(豆腐を入れる大きな容器)を見て微笑んでいる姿を、子どもとして嬉しい気持ちで見ていました。父は、自分で作った豆腐を、ただただ人様に食べていただきたい、美味しいと言っていただきたいという、商売人と言うよりは、職人でした。 この夏も、ほどよい、夏らしい暑さで、経済が回っていけばいいなぁと哲学思考を閉じました。 チーム守中コラム〜批判、誹謗中傷![]() 現在の情報化社会においては、人を「批判」することが非常に多く、批判の言葉などをSNSでよく目にすることがあります。「批判」の意味は、「検討を加えて、判定・評価すること。また、 人の言動や行為などの間違いや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。」です。私見ですが、最近の批判は、検討を加えたり、正すべき意見もなく、ただただ人に文句を言っているものが多いように思います。いわゆる誹謗中傷です。さらに、その動きに拍車を掛けているのが、SNSの匿名性とのことでした。「匿名」が故に、自分への反論や責任が来ないと踏んだ方々の、シャープな言葉が人々を傷付けています。本当に切ない話だと私は思います。対極にある、人を助けた人が、名前を尋ねられた際に、「名乗るほどの者ではないので」と去って行く話が、脳裏によぎります。 コロナ禍となった時に、元日本ハムの投手として活躍し、アメリカ大リーグでの経験を経て、プロ野球解説者や日本代表チームコーチを歴任した、現日本ハムコーチの建山義紀さんが、メッセージ動画を配信しました。内容は、「私たちは、私たちの身近にいる『命を支える人』、『生活を支える人』、『社会を支える人』に対し、感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないだろうか。心から感謝したい。そして、これまで通りの日常生活を送れず、ストレスの多い今、商品が買えなかったりすることで、店員ににクレームをつける人もいる。このような心ない行動は許せない。」と、建山さんは強く訴えていました。 「私は希望の商品がなかったり、会計を待たされたりなどの状況で、店員さんに強く怒りをぶつける人を絶対に許しはしません」、「こんな状況だからこそ、お互い人を思いやる気持ちをもち、みんなで力を合わせて苦境を乗り越えていきたいと思います。」建山さんは、「感謝」の気持ちを大切にと強く訴えています。よく、ベストが見付からない時は、ベターを模索しよう、という言葉がありますが、コロナ禍では、何がよくて何が悪いかも分からない不安がうごめいています。「批判」のエネルギーを「感謝」のエネルギーに転換できる、しなやかで柔らかくてかっこいい心をもちたいものです。 この内容を見直した際、コロナ禍が明けた今、私たちは、真の意味で不安や心配から脱し、きちんと新たな方向に向かっているのだろうかということを考えてしまいました。あの、閉塞感や人との距離感を感じていたコロナ禍から、明るい未来を築いていくためには、人への批判や誹謗中傷よりも、助け合い、励まし合い、共に笑い合っていこうという、柔らかで優しい心を皆がもつことが大切だと声を大にして言いたいです。 ちなみに私は、建山さんの大ファンで、現役時代のダイナミックなサイドスローから剛球を繰り出す姿をいつも応援していました。解説者としても好きで、落ち着いた優しさをもった理論的な解説は、とても素晴らしいものです。コーチとなった今も、チームを優しく支えていると思います。余談ですが、最近負けることが多い日本ハムファイターズですが、ビッグボスこと新庄監督への誹謗中傷が、昨年と比べてめっきり無くなったことに安堵しています。 チーム守中コラム〜ダイバーシティ![]() 私が昔、ダイバーシティという言葉を聞いた時に、ふっと思い浮かんだのは、ハリウッドのSF映画でした。幾つかの映画で、姿形の異なる様々な宇宙人が、協力し合ったり、楽しくくつろいだりしているシーンが思い浮かびました。昔、それらのシーンを見た際に、全く違う星の人たち同士なのに、自然に交流している姿に感動したのを覚えています。 この地球で生まれ育った我々人間の間では、人種、性別、容姿等への、様々な偏見や非寛容性、「こうあるべきだ、〜らしく」といった狭い考えが人を苦しめていることが多いと思います。「認め合い、そして笑い合える社会」に向かって、全世界の人が手を取り合って進んで行くべきだと願っています。 木曜日の朝![]() ![]() ![]() 火曜日の朝![]() ![]() ![]() チーム守中コラム〜渾身![]() 準々決勝では、途中から出場し、ビハインドを挽回しようと強豪中国相手に渾身のボールを投げました。残念ながらファールとなってしまいましたが、彼の勝利を目指す姿は、私の胸に刺さりました。惜敗はしましたが、彼の姿は光り輝いていました。 先日、山口選手の友人でもある羽富先生の発案で、SDGsの学習で視覚障害についてまとめている生徒と山口選手が、リモートでお話をしました。とても気さくに生徒に話をしてくださいました。彼がいたのは、パリオリンピックに向けた強化合宿所。もう大会に向けて頑張っていました。彼の勇姿をまた応援したいと思います。 月曜日の朝![]() ![]() ![]() 頑張れ男子ソフトテニス部個人戦![]() ![]() ![]() チーム守中コラム〜共生社会![]() 私は、東京大会ですべての競技を観戦することはできませんでしたが、時間の許す限り競技者を応援すべく、観戦しました。それぞれの競技で頑張っている選手を見て、感動し、称賛の気持ちで一杯になりました。 人はそれぞれ個性をもって生きています。「あれ?自分と違う」という、それぞれの個性を感じる感覚は、時に自己を認識する上である意味大切なのかもしれませんが、その気持ちが差別を起こしたり、多様性を認めることへの妨げになってはいけないと思います。個人的に、これからも共生社会実現への学びを深めていきたいと思っています。 私は、『「共生社会」の実現』という文言を見て、「ああ、そうか〜、まだまだ実現していないんだ」と感じました。人を人として尊重し、互いに助け合い、心を寄せ合い、思いやりの心をもって生きていくためには、まだまだこの現代社会には、あらゆるところで「見えない段差」があり、残念に思っています。 守谷市小中学校で、毎年児童生徒が話合いをするフォーラム、「きらめきフォーラム」。設立当初は、「守谷いじめ防止フォーラム」でした。いじめをなくそう、いじめゼロを目指そうという、当初の目標・願いは今も根底にしっかりと根付いていますが、いじめ防止以外の、あらゆる問題に対して児童生徒がしっかりと向き合い、真剣に話合いができるようにと、名称を「きらめきフォーラム」と変えました。 昨年度までは、コロナ禍でフォーラムが開催できない状態でしたが、私は将来的に「心のバリアフリー」=「見えない段差」をなくす社会、というテーマで、児童生徒が熱く語る機会になればと願っています。「人は皆平等」という、言葉だけではなく、心底相手を尊敬し、思いやる気持ちを社会全体が共有できれば、笑顔がさらに溢れ、人に優しい社会になるはずです。 |
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