チーム守中コラム〜ところてん
窓の外に目を向けると、まだまだ衰えない暑い世界が広がっていました。ふっと、夏について漠然と思いを巡らせていると、好物のところてんを連想しました。程なく、「なぜ、ところてんは、心太と書くのだろうか」と哲学思考になり、調べてみました。
ところてんの原料は、テングサ。テングサは、中国から伝わったとされていますが、その俗称が、「心太(ココロブト)」であったとか、元々は「心天」と書いていてた、また、煮出したテングサが冷めて煮凝る様子から「凝海藻(コルモハ、コルモ)」と呼び、これを専用の器具を用いて麺状に突き出したものを、「凝る」を語源とする「心」と、太い海藻という意味の「太」という字をあて、「心太(ココロフト、ココロブト)」というようになったのが、ココロタイ、ココロテイなどと変化し、最後にトコロテンと呼ぶようになったなど、様々な説があるそうです。 ところてんを想像していたら、さらに昔の記憶が蘇ってきました。担任をしていたとき、本当にお世話になり、兄貴と呼んで慕っていた、長谷川一義先生を思い出しました。プライベートでも一緒に行動することが多く、一緒に釣りをした後に、長谷川先生の御実家にお邪魔し、お母様が用意をしてくださったところてんをおかわりした思い出が頭に広がりました。 彼は十数年前、病に倒れ、天国に召されました。これから秋にかけて、トンボが気持ちよく飛んでいる姿を多く目にすると思いますが、トンボを見るたびに、カラオケの十八番「とんぼ」を歌っていた長谷川兄貴を思い出してしまいます。時折、「ちゃんとやれよ!」と、見守ってくれている感覚に陥ります。 教育実習生 |
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