チーム守中コラム〜渾身

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 前回のコラムで触れた、オリンピック・パラリンピック。2年前の東京オリンピック・パラリンピックの観戦で、一番力が入ってしまったのが、パラリンピックのゴールボール男子準々決勝でした。取手市出身である、日本代表選手の山口凌河さんは、私の藤代中勤務時代の教え子の弟さんです。数年前、取手の小学校での公開授業のゲストティチャーで彼が講演したのを参観した時、私に「兄や学校の先生から、先生のことを聞いていました!」と私に笑顔で話をしてくださいました。彼は中学校の時、レーベル遺伝性視神経症を発症し、視力を著しく失ってしまいました。しかしながら、彼はいつも明るく、接する人に元気を与えてくれます。

 準々決勝では、途中から出場し、ビハインドを挽回しようと強豪中国相手に渾身のボールを投げました。残念ながらファールとなってしまいましたが、彼の勝利を目指す姿は、私の胸に刺さりました。惜敗はしましたが、彼の姿は光り輝いていました。

 先日、山口選手の友人でもある羽富先生の発案で、SDGsの学習で視覚障害についてまとめている生徒と山口選手が、リモートでお話をしました。とても気さくに生徒に話をしてくださいました。彼がいたのは、パリオリンピックに向けた強化合宿所。もう大会に向けて頑張っていました。彼の勇姿をまた応援したいと思います。

月曜日の朝

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週明け月曜日の朝です。既に気温が上昇し、暑い朝です。茨城県には、熱中症警戒アラートが発令されましたので、本日の部活動は、冷房の効いたところでのみの活動となります。熱中症に十分警戒をしていきます。

頑張れ男子ソフトテニス部個人戦

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個人戦には4ペアがエントリー。惜しくも3ペアは敗れてしまいましたが、1ペアは見事ベスト8入りです。次も頑張ってください。

チーム守中コラム〜共生社会

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 来年2024年は、パリオリンピック・パラリンピック開催の年。東京オリンピック・パラリンピックから3年という期間だからなのか、あっという間の気がします。東京大会のテーマの一つが「多様性と調和」。そして、大会のレガシー(遺産)としてパリ大会に引き継がれることが期待されているのは、障がいの有無にかかわらず、誰もが尊重し合い、それぞれの可能性を信じ発揮できる「共生社会」の実現だそうです。果たしてこのレガシーが、どのような形で受け継がれているのかという視点も、大会を楽しむ一つの視点ではないかと思います。

 私は、東京大会ですべての競技を観戦することはできませんでしたが、時間の許す限り競技者を応援すべく、観戦しました。それぞれの競技で頑張っている選手を見て、感動し、称賛の気持ちで一杯になりました。

 人はそれぞれ個性をもって生きています。「あれ?自分と違う」という、それぞれの個性を感じる感覚は、時に自己を認識する上である意味大切なのかもしれませんが、その気持ちが差別を起こしたり、多様性を認めることへの妨げになってはいけないと思います。個人的に、これからも共生社会実現への学びを深めていきたいと思っています。

 私は、『「共生社会」の実現』という文言を見て、「ああ、そうか〜、まだまだ実現していないんだ」と感じました。人を人として尊重し、互いに助け合い、心を寄せ合い、思いやりの心をもって生きていくためには、まだまだこの現代社会には、あらゆるところで「見えない段差」があり、残念に思っています。

 守谷市小中学校で、毎年児童生徒が話合いをするフォーラム、「きらめきフォーラム」。設立当初は、「守谷いじめ防止フォーラム」でした。いじめをなくそう、いじめゼロを目指そうという、当初の目標・願いは今も根底にしっかりと根付いていますが、いじめ防止以外の、あらゆる問題に対して児童生徒がしっかりと向き合い、真剣に話合いができるようにと、名称を「きらめきフォーラム」と変えました。

 昨年度までは、コロナ禍でフォーラムが開催できない状態でしたが、私は将来的に「心のバリアフリー」=「見えない段差」をなくす社会、というテーマで、児童生徒が熱く語る機会になればと願っています。「人は皆平等」という、言葉だけではなく、心底相手を尊敬し、思いやる気持ちを社会全体が共有できれば、笑顔がさらに溢れ、人に優しい社会になるはずです。

1週間のスタート

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月曜日の朝、1週間のスタートです。梅雨空で少しじめじめしていますが、雲の切れ間から見える青空がきれいです。
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