チーム守中コラム〜危機意識その2

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 危機意識のもう一つのお話は,「生存バイアス」というお話です。これに関しては,幾つかのエピソードがありますが,有名なものは,飛行機の補強に関するものです。

 第二次世界大戦中,アメリカ軍は,爆撃機の補強を検討しました。検討方法は,戦闘を終えて帰還した爆撃機が,どの部分にたくさん的の銃弾を受けていたかを調べ,その部分を補強するというものでした。しかし,この方法に異を唱える人が現れました。帰還して生き残った爆撃機の被弾した場所を補強するのでは意味が無い。元々それだけ被弾したのに戻ってこれたということだろう。問題は,被弾して墜落してまった爆撃機について検討すべきである,それができないから,帰還した爆撃機が損傷を受けていない部位を補強したほうがいいとその人は訴えました。このようなケースを,「生存バイアス」と呼ぶのです。このエピソードは,考え方を広くもつことが大切だと訴えているように感じます。片方だけしか見えない検討や行動は,何か大きなものを見失っているということです。

 日頃から,幅広い視野をもち,何が一番大切なのかを判断できるようになりたいと思います。

実力テスト〜2年生

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2年生も真剣そのもの。皆頑張っていました。

チーム守中コラム〜危機意識

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 災害や緊急事態はいつ起こるかは誰も分かりません。だからこそ,日頃から備えが必要です。災害や緊急事態において,一番大切なことは,実は人それぞれの「意識」であると言われています。人は皆,災害や緊急事態に直面したときに,「あ,大したことは無い,自分は大丈夫だ」と,考える傾向があるそうです。このような思考過程を「正常化バイアス」と呼びます。

 この思考過程は,何かが起きるたびに敏感に反応して疲れてしまったりすることがないよう,心の平安を保つための防御機能と考えられています。しかしながら,この正常化バイアスが働いてしまい,過去の大災害において被害が大きくなってしまったというケースは少なくないと言われています。それでは,いつも何かあったら・・・とビクビクするのもよくありません。このバランスが,人間社会には求められているのです。

 人は,今までいろいろな危ない経験をすることで,「自分は大丈夫だ」という気持ちを強くしてしまうことがあります。「あの時,もし〜〜〜だったら」と,危機意識を同時にもって記憶に残す必要があるのです。あくまでも「バランス」です。普段から心のバランス,意識のバランスに気を付けて生活したいものです。

月曜日の朝

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週明け月曜日の朝、爽やかな晴天の朝です。これから短い秋が過ぎると、もっと寒い冬がやってきます。寒さ対策を十分にとらねばと思います。

頑張れ守谷中 県新人体育大会

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本日の県大会には、男子ソフトテニス部個人、女子バスケットボール部、剣道部、柔道部が参加します。写真は柔道男女個人戦が行われる県武道館です。朝日が差し込む晴れの朝です。選手の皆さん、頑張ってください。

チーム守中コラム〜昔の思い出

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 昭和のほぼ後半を若者として過ごした私は,その時代ならではの懐かしい思い出が一杯あります。いわゆる,古き良き時代,とでも言うのでしょうか。昔の,幼き頃の愛すべき思い出がある自分は,我ながら幸せだなあと思ったりします。

 友達と砂利道で綺麗な石を拾ったり,ろう石やチョークで道に絵を描いたり,雑誌の付録で遊んだり,ソノシートという,付録のレコードみたいなもので音楽を楽しんだり,兄弟で野球盤で白熱した戦いを繰り広げたり・・・本当に懐かしい思い出です。

 今の小中学生にとって,今の生活が,何十年後かに,「懐かしい,愛すべき思い出」になってほしいなあと切に願います。それが,スマホゲームであったり,ネット上での出来事であったりは,関係ありません。時代時代で自分が使ったもの,楽しんだものに心を寄せ,懐かしむことをしてほしいなあと思います。

 なぜか私は,「石」がマイメモリーの上位にいます。昔は本当に砂利道が多くありました。石英や長石を含んだ綺麗な石を探したり,道や敷地に敷かれていたり,埋め込まれている石を仲のいい友達と跳んでいたことが,私の大切な思い出です。そんな思い出が,今の私を支え,励ましてくれます。

チーム守中の生徒の皆さんも,「今」を,自分の大切な,「古き良き時代」にしてほしいと思います。

火曜日の朝

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火曜日の朝、寒さが身にしみます。北風も吹き、冬の様相だそうです。健康管理には十分留意したいものです。

今日の給食

10月24日の給食は「揚げパン、牛乳、豚肉のブラウンソース煮、マカロニサラダ、ヨーグルト」です。 
長年リクエストされていた揚げパンがついに実現しました。食べる前から生徒たちは楽しみにしている様子でした。
教室では揚げパンを作る様子の動画を放送しました。

給食特別放送は3年生が担当しました。
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チーム守中コラム〜進路

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 3年生のフロアに掲示されている進路に関する記事。最上級生のチーム守中のリーダー,3年生は,これから自分の進む道を選択していきます。とは言っても,今回の進路選択が,必ずしも「人生を決める最大の分岐点」ではないということも理解しながら,選択してほしいと思います。

 ほとんどの中学3年生が高等学校等の上級学校に進学する現状で,大きな選択を迫られるのが,志望校。各学校の特徴,通学方法,入学後の生活等,情報を収集することが大切です。そして,大きなポイントが,「高等学校は,進路の途中の1つのポイントでしかない。」ということです。高等学校卒業後,どのような進路を進むのかが大切なのです。

 「将来,何になりたい?」と,昨今3年生に聞いたところ,かなりの割合で,特定の職業を言わずに,「人の役に立ちたい」,「人を助ける仕事をしたい」等を答えていました。このような志をもっていれば,どんな職業で頑張っていても,達成感が味わえるなぁと感心しました。私は,進路とは人生の歩む道であると考えています。紆余曲折した進路であっても,それを経験したことは,必ず自分に蓄積される,と私は,紆余曲折した進路を歩んだ自分をついつい肯定してしまいます。でも,それでいいのかなぁと思ったりしています。

 中学生の皆さんには,「今」の積み重ねが「未来」を創るということを自覚しながら,進んで行く道にわくわくしながら経験を積んでいってほしいと思います。

チーム守中コラム〜コーヒー

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 私はコーヒーが大好きで,毎朝ドリップコーヒーを飲んでいます。退勤後に大型チェーン店に行って,コーヒーを飲みながら読書をすることもあります。子どもの頃は,「子どもにはコーヒーはあまりよくない」という何かの情報を聞いた母が,コーヒー禁止令を家に出していましたが,中学生になるとその禁止令も少し緩み,母はテスト勉強をしている私に,よくコーヒー牛乳を作ってくれました。

 高校生になり,自分でインスタントコーヒーを作って飲む機会が増えてきましたが,その際は砂糖とミルクをふんだんに入れたものを飲んでいました。今はすっかりブラック派になってしまいましたが,いつ頃からブラック派になったのかは自分でもよく分かりません。ただ,コーヒーの香りがいいと思った頃は,既にブラック派であったと思います。

 コーヒーの香り,最近ではコンビニに行くと,揚げ物の香りを抑えてコーヒーの香りが鼻につくこともしばしばです。このコーヒーの香り,リラックス効果が絶大であるという話を聞きました。確かにコーヒーの香りを嗅ぐと,ゆったりした気分になります。

 コーヒーには,昔,発がん性があると思われていたようで,母の禁止令もそこから来ているのかなと思いますが,今では逆にがん予防に効果が認められています。特に,肝臓がんと子宮体がんにはかなりの予防が期待できるとのこと。他の効果に,カフェイン成分による利尿作用で老廃物の代謝を促す効果や,神経刺激,運動能力向上といったものや,意外と多く含まれているポリフェノールによる抗活性酸素作用や,動脈硬化,心筋梗塞などの生活習慣病の予防に効果があるそうです。

 何より,コーヒーを落ち着いていただくというリラックスタイムを作ること自体が,健康増進につながるのかなぁと考えたりします。このコロナ禍での過ごし方のキーワードの一つは,「リラックス」であると思います。

月曜日の朝

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週明け月曜日の朝、1週間のスタートです。冷たい雨が降っています。気温が急に下がり、体を震わせます。健康管理に留意したいものです。

金曜日の朝

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週末金曜日の朝です。まさに秋晴れといったお天気で、気持ちのいい朝日が降り注いでいます。朝夕の寒暖差に留意しながら、しなやかな動きができればと思いました。

水曜日の朝

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曇り空の朝でしたが、生徒が登校した後に気持ちのいい日差しが降り注いできました。すっかり秋の空気となり、朝夕の寒さが身にしみます。着衣の調節が大切な季節となりました。

今日の給食

10月18日の給食は「ごはん、牛乳、さばの塩焼き、筑前煮、豚汁」です。筑前煮には守谷市産のれんこんを使っています。
給食特別放送は2年生が担当しました。
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チーム守中コラム〜行い

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 現在,今まで誰もなし得ないような大活躍をしている,メジャーリーグの大谷選手。彼が在籍していた北海道日本ハムファイターズのファンとしても,嬉しい限りです。プレイでの二刀流の素晴らしさに全米が震撼しているようですが,それにも劣らないのが彼の行い・振る舞いへの称賛。私は,彼へのそんな称賛を耳にし,「心は行いに現れ,行いは心を磨く」なんて言葉を作ったりしました。先人が既にこんな言葉を言っているかもしれませんが。

 昨年6月に行われた試合の1コマ。打席に立った大谷選手が四球で一塁に向かう際,外したプロテクターを受け取りに来た係の少年に対して,労をねぎらう優しいタッチをし,歩いて行く際に落ちていたゴミをさりげなく拾い,ズボンのポケットに押し込みました。実に爽やかな行いで,全米どころかこのシーンを観た全世界の人々が感動したのではないかと思います。あるアメリカメディアは,「ショウヘイが一塁へ行く際に,ゴミが落ちていた。もちろん,彼はそれを拾い上げた。この男にできないことは何?」と紹介したそうです。

 何かを成し遂げようと努力をする際には,それに関する努力はもちろん必要ですが,それ以外の,いわゆる人間力も高めないと,突き進むことはできないんだろうと私は常々思っています。大谷選手は,まさに偉大な野球選手であり,同時に人間力が高いジェントルマンです。

 柔道部顧問であった時,さまざまな経験をした私は,顧問経験後半になると,「人に感謝し,徳を積め」とよく部員に話をしていました。果たして徳を積んでいたかは定かではない私の言葉を,しっかりと胸に刻み,努力した選手が県大会で優勝し,全国大会に進んだ時に,この言葉を伝えてよかったとしみじみ思ったものでした。

 大谷選手を見習い,改めて何事にも感謝し,丁寧な気持ちで当たっていこうと思う今日この頃です。

チーム守中コラム〜色

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 前回,自然の美しい色について述べましたが,「色」とは,我々の身近にあるもの。色に対する好き嫌いは人それぞれですが,人には感知しやすい色と知覚しにくい色があるそうです。色の誘目性と呼び,無彩色よりも有彩色,寒色系よりも暖色系のほうが誘目性が高いそうです。ここで出てきた寒色系,暖色系。そう,色から伝わるイメージというものはとても大きいと言われています。 赤は暖かいイメージが伝わる暖色系,青は冷たさを感じさせる寒色系,その中間なのが,緑や紫の中性色系だそうです。また,色によって実際より物が大きく近くに見える膨張色,収縮色があるそうです。囲碁の碁石はまさにそれを考えた作りをしています。同じ大きさだと黒の石の方が小さく見えてしまうので,同じ大きさに見えるように,黒の石を少しだけ大きくしているそうです。

 また,色には様々な相性みたいなものがあります。美術の授業でも取り上げられますが,工事現場でよく見られる黄色と黒はまさしく目立つ相性の組み合わせです。普段から,色で遊んでみると,結構なリフレッシュになるかもしれません。自分で描いた絵に色を付けるのもよし,漠然と白い紙にマーカーの複数の色を付けてみるのもよし。ストレス発散,想像力の広がりが見られるかも知れません。

火曜日の朝

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火曜日の朝、小雨が降っています。めっきり気温が下がり,衣服の調節を気に掛ける季節となりました。「実りの秋」に向けて一日一日を大切にしたいものです。

今日の給食

10月17日の給食は「ごはん、牛乳、鶏肉のレモン煮、五目きんぴら、かき玉汁」です。人気メニューのレモン煮に生徒たちは喜んでいる様子でした。
今日はそんな給食を作っている新給食センターの紹介動画を放送しました。生徒たちは興味を持って見ていたようです。
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チーム守中コラム〜落ち葉

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 秋と言えば,紅葉,落ち葉も連想するものの一つです。今朝,登校する生徒を出迎えていたら,至る所に綺麗な落ち葉が落ちていました。紅葉・落ち葉というのは,ある種の植物の,適応反応,防御反応です。実に自然の中での事象は,興味深いものです。

 葉というものは,薄くて大きく広がっているため,低温や凍結等に弱く,気孔があるために乾燥も苦手です。そこで,ある種の樹木は,冬の間,葉を落として休眠に入るよう適応していきました。また,葉を落とすことは,虫や病気からのダメージを少なくするという防御的反応でもあります。

 落葉の前に,葉と茎の間が遮断され,葉の中の葉緑素が分解し,黄色くなります。また,葉に残された糖も分解され,アントシアンという赤い色素ができるため,赤い色も出てくるのです。

 あらゆる技術が発展している現代,テレビも4K等,鮮明な色で画面が彩られますが,この季節,散歩などをして,自然の美しい色に触れるのもいいリラックスになると思います。

チーム守中コラム〜誇り

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 先日、新聞の「進学特集」という欄にあった、「ボロボロの参考書 誇り」という文字が目に止まり、記事を読みました。記事の内容は、お笑いトリオ「ハナコ」のメンバー、岡部大さんのインタビューでした。読んでみると、自分の若い頃を思い出すようなものもあり、心に響いたので紹介したいと思います。

 岡部さんは、秋田県秋田市で生まれ育ち、小学校の頃からバスケットボールに打ち込んでいたそうです。秋田県といえば、強豪能代工業高校のあるとこる。彼は高校生時代、打倒能代工業を掲げ、バスケットボール漬けの毎日だったそうです。

 そんな彼も、部活を引退後、半年後に迫った大学入試に危機感を感じ、進路を決めると同時に猛勉強したそうです。自身の経験から、スポーツトレーナー関係の学科を探し、早稲田大学スポーツ学科に見事合格しました。記事には、合格までの彼の進路への的の絞り方や、繰り返しの学習への努力が書かれていました。部活を頑張ったときのカサカサになった手や、ボロボロのシューズを見るときと同じように、繰り返し使っていたボロボロの参考書を見ると、「これだけやったんだ」という自信に繋がったそうです。ボロボロの参考書を「誇り」と感じることができた彼は、とても素晴らしいと思います。

 この受験期の努力は、現在のお笑い芸人としての彼自身を支えているそうです。大学入試で追い込まれた経験・・・自分の経験を今に生かすことのできる彼に、尊敬の念を抱きました。受験期の苦しみ・・・私は、暗い浪人時代を振り返ると、当時のとてつもないプレッシャーを思い出し、ぞっとしてしまいます。
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