チーム守中コラム〜滅菌

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 前に,滅菌という言葉が出てきました。菌に対する言葉は,結構多く,意味が違います。
今回は,「滅菌」,「殺菌」,「消毒」,「抗菌」について,簡潔に説明します。

◆「滅菌」とは,有害・無害を問わずに,対象物において,すべての菌を死滅させることを言います。
◆「殺菌」とは,菌を殺すことを言いますが,「すべて」とは限らず,少しでも菌を殺せば殺菌したことになります。
◆「消毒」とは,対象物に付着している害のある菌を,害のない程度まで減らすことを言います。
◆「除菌」とは,言葉どおり,「菌を取り除く」ことで,「殺菌」することも除菌に含まれますが,医薬品や医薬部外品以外の製品においては「殺菌」という言葉を使用できないので,この「除菌」という言葉が代わりに使われることが多いようです。
◆「抗菌」とは,これらの中では一番菌に対する強さの弱い言葉で,菌の増殖を抑えるという場合に使います。

 人類はあるときは菌と親しみ(酵母菌,ペニシリンを抽出した青カビ等),あるときは,有害な菌との戦いを繰り広げています。ちなみに,体をきれいにしたいから,表面を滅菌すればいいのではと,短絡的な意見も出るかも知れませんが,体の表面には,無数の菌(常在菌)が付着しており,そのバランスが保たれた状態が,人としては健康な状態なので,滅菌するとバランスが崩れてしまい,健康にとってはいい状態とは言えないのです。バランスが大事なのです。

チーム守中コラム〜ユニバーサルデザイン

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 昨今,「ユニバーサルデザイン」という言葉を大切に,各学校は教育活動を行っています。元々この言葉は,1980年代にアメリカの学者が提唱したものです。障害の有無に関わらず,できるだけ多くの人が利用しやすいデザインのことを言います。教育活動では,字の大きさ,話すテンポ,提示の見やすさ等,多くのものがあります。

人はそれぞれ特性をもっています。その差を乗り越えて,利用できるデザインがユニバーサルデザイン。しかし,これだけでは,本当の意味で多くの人が満足する活動にはなりません。そこで大切なのが,「合理的配慮」という考えです。字を読むということが苦手な人に,大きく印字したプリントを配る,字を書くことが難しい人にタブレットを用意する等,それぞれ一人一人の困り度に応じて教材や場面を設定することです。

 「多くの人が共通に利用できる」という考えと,「一人一人に対応する」という考えが融和し,しなやかに動くことができれば,豊かで人権意識のより高い社会が創れるはずです。このバランスを常にもちながら,「真実の瞬間」を大切にできる学校でありたいと思います。

月曜日の朝

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週明け月曜日の朝、いいお天気です。しかしながら、気温は低め。衣服の調節に留意が必要です。

チーム守中コラム〜菌との戦い

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 私が以前,会社勤めしていたときに,第一種圧力容器取扱主任者として取り扱っていた大きな圧力鍋。この圧力鍋,圧力容器は,製品を滅菌するために使っていました。いわゆるオートクレーブ滅菌と呼ばれる滅菌方法に使っていました。この滅菌法は,水に濡れてもいい製品を,大きな圧力容器で目安として121度、2気圧の状態で20分程度行います。製品を滅菌する際,その容器にインジケーターと呼ばれる,菌を付着させたものを一緒に入れて行います。インジケーターとは,対象の状態を標示する装置等や,その状態を知る手がかりとなる指標などのことを言います。これは何かというと,その滅菌方法に対して,一番強い菌をインジケーターとして使い,後で培養して死滅したことを確認し,その滅菌操作を保証するというもので,熱に強い好熱性細菌を使っていました。このように,人類は技術を発展させ,菌と戦ってきました。

 「滅菌」という言葉については,次回以降に他の言葉とともに説明したいと思います。ちなみに「菌」とは,「細菌(例:大腸菌,黄色ブドウ球菌)と真菌(カビの仲間)」のことで,ウイルスとは違います。ウイルスは,細胞という単位をもたず,自ら増殖することができません。他の生物の細胞に入って遺伝情報を組み込み,増殖するウイルスは,生物ではないという研究者が多いですが,遺伝情報をもっているということから,生物学的存在とか,非細胞生物という,生物に準じたような分け方で呼ぶ学者もいます。

チーム守中コラム〜虫

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 先日,「蓼(タデ)食う虫も好き好き」というこわざに触れ,虫について思いを巡らせました。日本にいる昆虫の中で,何が美しいか?と聞かれると,私は迷わず「タマムシ」と答えます。こと昆虫に関しては,私より深い愛情を注いでいる方がたくさんいて,異議を唱える人もいるかとは思いますが。

 正確には,「ヤマトタマムシ」という種類で,幼き頃,カブトムシを毎年たくさん捕っていた私も,数えるほどしか捕獲したことはありません。地味なウバタマムシの方を多く目にしました。美しい昆虫第二位に挙げたいのが,「ハンミョウ」です。こちらに関しても,私は残念ながら綺麗なハンミョウを見たことはなく,地味なニワハンミョウをたくさん捕まえていました。

 ちなみに,ばあちゃんが幼き私に,「タマムシは箪笥(たんす)に入れておくといいんよ。」と言っていました。幼き私は,タマムシには防虫効果があると思っていましたが,大人になって調べたところ,タマムシは昔,「吉丁虫」と言われて,江戸時代からめでたい虫,幸せを呼ぶ虫とされていたそうです。 箪笥に入れておくと,「着物が増える」とか,「お金に困らない」とか言われていたそうです。やはり綺麗な体なので,験担ぎといったところでしょうか。

 綺麗なタマムシを見ると,美しさに感動すると共に,ばあちゃんを思い出します。

金曜日の朝

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週末金曜日の朝、今朝もいいお天気です。校舎が、柔らかな日差しを浴びて光っていました。今日もいい一日となりますように。

木曜日の朝

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今朝もいいお天気です。昨日実施した2年生の校外学習もお天気に恵まれ幸いでした。秋深しの今、移りゆく季節を感じながら生活したいものです。

水曜日の朝

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水曜日の朝、気持ちのいい晴天です。昨夜の皆既月食という天体ショーに魅せられた翌日の今日は、2年生のキャリア教育の校外学習です。いい一日となりますように。

チーム守中コラム〜技術,まね

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 私は,ある程度,学習に関しては先人のまねをしてスキルアップをしてもいいものだと思っています。先人が築いた文化・功績に触れ,自分に蓄える事は大切です。ところが,社会に出て,お金を稼ぐ仕事においては,まねをすることができないものが多いです。まねをすると,他人の権利を侵害してしまう事になるのです。

 少し前にTVドラマで人気だった「下町ロケット」。下町の中小企業の工場が,ロケットのバルブを大手企業に提供するドラマです。この工場,とても大変なことに巻き込まれます。ライバル会社から,特許侵害で,訴えられてしまいます。何十億もの賠償金を請求されてしまうのです。このドラマでは,他社からのいわれのない訴えであったので,逆にその会社の製品に関して訴えるなどして解決することができました。「特許」とは,いわば発明・開発した人の権利を守るもの。この形状や技術は○○さんが作ったので,使用するときには許可を得た上で使用料を払いなさいというシステムなのです。ですから,開発部がある会社には,必ず特許申請担当の人が仕事をしています。

 私が昔仕事をしていた医薬品の会社で,血液を保存する血液バッグという製品の素材をより使用しやすいものにするために開発された塩化ビニールシート。製品化するために,関係の特許を調べ上げ,そのシートの特性を特許として申請していく作業が,時間を掛けて行われていました。企業としては,とても大切な仕事です。製品化して販売し,後々他社にお金を請求されては大変です。

 「特許」には夢があると,様々な発明に力を注いでいる人もいます。特許は,早い者勝ちです。使用料を得て,大金持ちになった人も数多くいます。意外と普段の「困り感」を解消しようとするときにひらめきが出ると聞きます。まさに,「困り感を利益に」→「ピンチをチャンスに」という発想なのです。

チーム守中コラム〜調べること

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 テレビを観ていると,ある分野に非常に詳しい人が,その分野を紹介する番組をよく目にします。例えばタレントのマツコさんが,素人の方とやりとりする番組などがあります。昔は「オタク」などと失礼な表現がよく使われていましたが,私は全くそうは思いません。

 自分の好きな「もの・事」をとことん調べ,自分の知識にする,これは,人生を豊かにする一つのアイテムであると思います。私は,それを実行している人を尊敬しています。身近なものや事象には,歴史やエピソードが結構あるものです。何かに興味をもち,深く知るために,とことん調べることは,面白い発見や,それに触れたときの意外な自分との出会いに繋がると思います。

月曜日の朝

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週明け月曜日の朝、気持ちのいいお天気ですが、夕方には崩れるようです。衣服の調節を留意しなければならない季節です。

週末金曜日の朝

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金曜日の朝です。秋雲が綺麗な朝ですが、お天気はこれから崩れるようです。松風祭が無事に終わり、学校はこれから後期の生活充実の期間となります。

松風祭 無事終了 貴重な思い出に

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 松風祭が無事に終了しました。保護者の皆様におかれましては,当該学年の合唱のみの御参観となってしまい,申し訳ございませんでした。先生,生徒は,今日一日を,協力し合い,心を一つにして過ごしました。これも,皆様の日頃よりの多大なる御支援・御協力の賜です。本当にありがとうございました。生徒のみならず,教職員にとっても、大切な思い出となる一日でした。

 松風祭スローガン『響声 そして復活へ』の下,生徒は今日まで一生懸命,準備・練習を重ねてきました。特に,生徒会の皆さんは,生徒全員が楽しみ,いい思い出になる松風祭にしたいと,熱意を込めて活動しました。また,実行委員も,同じ気持ちで活動していました。その思いを十分に受け,チーム守中は心を一つにして活動することができました。生徒の皆さん,本当にありがとうございました。

 スローガンの「響声」の文字には,クラス全員で心を一つにして練習してきた,合唱コンクールへの思いが込められています。各クラスとも,練習初日から比べると,見違える歌声となっていて,それぞれのクラスの思い・活動の集大成としての合唱ができあがったと思います。賞を目標に頑張ってきたとは思いますが,今は賞を超越して,仲間で心を合わせてステージの上で歌ったこと自体が素晴らしいゴールなのではないかと感じています。練習に励んでいる生徒の皆さんの姿は,本当にまぶしい限りでした。

 また,「そして復活へ」の文字には,このコロナ禍での閉塞感からの脱却,新たな未来への希望のエネルギーが感じられました。コロナ禍はまだ少し続くかもしれませんが,そのような中で,家族や友達,先輩,後輩と共に力を合わせて過ごしてきた経験は,生徒を一回りも二回りも大きくしているに違いありません。特にこの松風祭に向けた取組は,チーム守中を大きく成長させました。その成長を,これからも自分や集団の向上に生かしてほしいと思います。

 保護者の皆様,地域の皆様,ありがとうございました。これからも本校生徒の活動に,御支援・御協力のほど,よろしくお願いいたします。

チーム守中コラム〜資格

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 私は会社勤めの時に,第一種圧力容器取扱主任者という資格を取らせてもらいました。ずいぶん長い名前ですが,簡単に言えば,オートクレーブという大きな圧力鍋を扱う資格です。勤務していた会社の工場では,血液バッグという,輸血用に血液を保存するバッグを生産していました。そのバッグを製品として出す前に,圧力容器で滅菌するのです。

 資格とは,「さまざまな分野で,その分野に必要且つ適切な知識をもったことを表す地位や証明」のことです。ですから,私は,大きな圧力容器を扱わなければいけない立場でした。しかしながら,私は慌てていたときがあり,高温蒸気が通っているパイプを握ってしまい,手の内側に大やけどを負ってしまった経験があります。今ではいい思い出ですが。

 資格とは,それに関するある一定程度の知識があると認められるということと同時に,その資格をもって,特別な業務に携わることができるという,「責任」が生まれるということを肝に銘じなくてはいけません。「責任」という言葉は,この人間社会において,いかなる場所でも問われるもの。資格という名ばかりではダメで,中身,実がないといけないということです。生徒の皆さんは,これからの人生で,さまざまな資格,免許に挑戦すると思います。その時には,必ず「責任」という言葉を忘れずに努力してほしいと思います。

チーム守中コラム〜人との関わり

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 今,自分の仕事について振り返ってみると,多くの人に関わりの中でたくさんのものを教えていただいたと感謝の気持ちが涌いてきます。私が大学を卒業して就職したのは,東京に本社がある大手の医薬品・医療機器メーカー。漠然と,運がよければ実家の柏から通えると思っていましたが,研修後の配属は,静岡県の富士宮工場。富士山の麓の大きな工場でした。そこで製品の品質管理や環境管理をし,第一種圧力容器取扱主任者という資格も取らせていただきました。

 その会社には,3年間お世話になり,得たもので大きなものは,仕事の進め方と人とのコミュニケーションの取り方。工場内のさまざまな立場の人との関わりが,本来人見知りの私を少しずつ変えていきました。また,仕事に進め方は,上司の方に丁寧に指導を受け,それが今でも土台となっています。当時未熟であった自分を育ててくださった上司の方には,今でも感謝をしています。人との繋がり,関わりとは,人生を変える大きな要因。大切にしなければいけないものだと痛感しています。

火曜日の朝

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寒い朝で、お天気も下り坂です。明日は松風祭。寒さに負けず、最高の文化祭にしていきたいと思います。

チーム守中コラム〜危機意識その2

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 危機意識のもう一つのお話は,「生存バイアス」というお話です。これに関しては,幾つかのエピソードがありますが,有名なものは,飛行機の補強に関するものです。

 第二次世界大戦中,アメリカ軍は,爆撃機の補強を検討しました。検討方法は,戦闘を終えて帰還した爆撃機が,どの部分にたくさん的の銃弾を受けていたかを調べ,その部分を補強するというものでした。しかし,この方法に異を唱える人が現れました。帰還して生き残った爆撃機の被弾した場所を補強するのでは意味が無い。元々それだけ被弾したのに戻ってこれたということだろう。問題は,被弾して墜落してまった爆撃機について検討すべきである,それができないから,帰還した爆撃機が損傷を受けていない部位を補強したほうがいいとその人は訴えました。このようなケースを,「生存バイアス」と呼ぶのです。このエピソードは,考え方を広くもつことが大切だと訴えているように感じます。片方だけしか見えない検討や行動は,何か大きなものを見失っているということです。

 日頃から,幅広い視野をもち,何が一番大切なのかを判断できるようになりたいと思います。

実力テスト〜2年生

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2年生も真剣そのもの。皆頑張っていました。

チーム守中コラム〜危機意識

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 災害や緊急事態はいつ起こるかは誰も分かりません。だからこそ,日頃から備えが必要です。災害や緊急事態において,一番大切なことは,実は人それぞれの「意識」であると言われています。人は皆,災害や緊急事態に直面したときに,「あ,大したことは無い,自分は大丈夫だ」と,考える傾向があるそうです。このような思考過程を「正常化バイアス」と呼びます。

 この思考過程は,何かが起きるたびに敏感に反応して疲れてしまったりすることがないよう,心の平安を保つための防御機能と考えられています。しかしながら,この正常化バイアスが働いてしまい,過去の大災害において被害が大きくなってしまったというケースは少なくないと言われています。それでは,いつも何かあったら・・・とビクビクするのもよくありません。このバランスが,人間社会には求められているのです。

 人は,今までいろいろな危ない経験をすることで,「自分は大丈夫だ」という気持ちを強くしてしまうことがあります。「あの時,もし〜〜〜だったら」と,危機意識を同時にもって記憶に残す必要があるのです。あくまでも「バランス」です。普段から心のバランス,意識のバランスに気を付けて生活したいものです。

月曜日の朝

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週明け月曜日の朝、爽やかな晴天の朝です。これから短い秋が過ぎると、もっと寒い冬がやってきます。寒さ対策を十分にとらねばと思います。
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