チーム守中コラム〜大切なもの
「あなたにとって大切なものは?」というざっくりな質問,時折耳にします。そのような流れになると,家族や命,愛,プライド,友情,信念,絆,地位,名誉,財産,・・・とたくさんの言葉が出されると思います。よく,「お金と愛はどちらが大切?」という究極に近い質問もありますが,私は昔から,この二つは比較するものではないと思っていて,この手の質問には,答えた記憶がありません。比較したくないというあまのじゃくな気持ちが働いてしまいます。そもそも,愛とは,他のものと比較のできない,絶対的なものだと思います。
昨年か一昨年に,20年前のドラマ,「やまとなでしこ」のスペシャル版が放送されました。お金が第一の主人公の女性が,自分の心底の価値観に気付き,お金のない人に,「残念ながら,私はあなたといると幸せなんです。」ということを打ち明けるまでに変わっていくストーリーです。 「愛」をはじめとする,「大切なもの」は,人それぞれにたくさんあり,優劣はつけがたいものだと思います。人生とは,大切なものを増やしながら,それを守っていく旅のような気がします。 PTA本部役員会水曜日の朝今日の給食
5月24日の給食は「ごはん、牛乳、ハッシュドポテト、パプリカサラダ、ハヤシシチュー」です。ハヤシシチューにはデミグラスソースを入れ、まろやかな味になっています。
チーム守中コラム〜見取り
前回,「見方,考え方」というテーマでお話ししましたが,今回は,「見取り」についてお話ししたいと思います。
「見取り」と聞くと,私は「見取り稽古」という言葉を思い浮かべます。自分が柔道をしていた高校生時代,怪我で練習ができない時に,顧問から見取りを大切にして見学をしていろと言われていました。自分が中学校で顧問になった時も,生徒に同様の話をしました。 話はずれるかも知れませんが,私が柔道部の顧問をしていた時,何度か選手が関東大会,全国大会に出場することがあり,私は引率として大会に参加しました。いろいろな方から,先生は凄いとか,指導力があるとか言われたことがありますが,私は一切そのようなことは思わず,逆に頑張った生徒に大会に連れて行ってもらっている,凄いのは生徒の方だ!と思っていました。 というのも,柔道経験者とはいえ,せいぜい東京都大会予選で敗退する,決して強くない私にとっては,勝ち上がっていく教え子は,光り輝いて眩しい存在で,尊敬の念までありました。 ただ,私はそんな光り輝く教え子や,強くはなくても一生懸命稽古に励み,努力を重ねる教え子たちの練習風景を見取る,いわゆる見取り稽古をさせてもらったお陰で,体(たい)のバランスや,技のタイミング等について,的確に判断できる眼を養わせてもらいました。これには,「主観と客観」の関係が関わってきます。見取りをしていて気付いたものを,自分の経験=主観の観点から判断し,吸収する。それを繰り返している内に,教え子のさまざまな動き等を見取った経験値が,自分の中で,自分の主観を越えて客観になった様な気がします。ひょっとしたら,私的には自分が強くない選手でよかったのかなあとも思ったりします。生徒にとっては私のアドバイスは,まさしく客観であるので,それを生徒の主観にどれだけ迫らせることができるか,という伝え方を,私なりに工夫してきたつもりです。 物事を「見取る」ことや,主観と客観を考えることは,人生にとって大切なことだと思います。まだまだ至らない私にとっては,先人や諸先輩の功績を見取り,吸収して少しでも自分に生かせればと日々思っています。 チーム守中コラム〜見方,考え方
私は,「見方,考え方を変える」をお題にして,哲学をすることがよくあります。時には,落ち込んだ自分を励まし,モチベーションを高めたり,自分のおごる気持ちを諫め,謙虚な自分を保持したり,結果論に終始することなく,物事を整理したりする時などによくよく考えを深めたりします。
要は,全ての事象は,一方方向からでは全てを語れない,と言ったところでしょうか。「ものは言い様」という言葉が当てはまるかどうかは疑問ですが,見方,考え方を違う角度から行うことで,すっと心が晴れたり,事態が収まったりすることもあります。 私は,自分の感情をいい具合にコントロールするために,「見方,考え方」への哲学を大切にしています。簡単に言えば,「気のもちよう」なのですが,気忙しくなったり,案件を複数抱えてしまった時こそ,落ち着いて哲学した方がいいのかなあと思います。 1週間のスタート
1週間のスタート,と言っても今日は火曜日。昨日は土曜日の振替休業日でした。いいお天気ですが,これからは熱中症に注意が必要です。
チーム守中コラム 素敵な一瞬
始発のつくばエキスプレスは、秋葉原を出発する際は、ほぼ守谷中学校独占。しばらくして、北千住駅に到着した際にそれは起こりました。
疲れて座っていて、眠気にも襲われている多くの生徒が、入って来た一般のお客さんに席を譲ろうと立ち上がりました。席を譲ったり、大丈夫大丈夫と優しく声を掛けていただいて座り直す生徒。とても素敵な一瞬を見て、ハートウォーミングになりました。 チーム守中コラム 京都駅
昔から、修学旅行の行程の中で、我々引率者が気を張らなくてはいけないのが、何と言っても京都駅です。
修学旅行の出入り口である京都駅は、昔から修学旅行の中学生でごった返していました。昔は、喧嘩っ早い生徒は他校生を見た瞬間に目がカミソリのように切れ味抜群となり、それを察知した相手も千枚通しのような鋭い眼光で迎え撃っていました。 近年は、穏やかな生徒ばかりで、そんな心配もほとんどなく、ましてや今日は比較的改札内が空いていたため、まったくの平和な時間でした。 最近は、京都駅内においては複数の駅員さんが連絡を取り合って誘導をしてくれていて、不意な接触はほとんどありません。 気が付くと、待機中の守谷中生のすぐ横を歩く他校生をピリピリの目線で追っていた私だけが変な力が入っていて、たっぷりと汗をかいてしまっていて、少し恥ずかしくなりました。 今日の給食
5月20日の給食は「ソフト麺、牛乳、野菜のかき揚げ、ごまあえ、鶏南蛮汁」です。鶏南蛮汁にはねぎをたっぷり入れ、一味唐辛子を味付けのアクセントにしました。
今日の給食
5月19日の給食は「ごはん、牛乳、ポークカレー、チキンナゲット、オレンジ」です。オレンジは八百屋さんに納品してもらい、給食センターで切って提供しました。
チーム守中コラム 天国と地獄
新幹線に揺られていたら、ふっと新幹線開通前の151系、特急こだま号を思い出しました。
この列車は、世界の黒澤、黒澤明さんの名作、「天国と地獄」の1シーンで登場します。 この映画は、誘拐事件を軸にした、当時の社会を描写した大作です。是非多くの方に観ていただきたいので、ネタバレを避けながら書いています。 身代金を用意した会社社長は、犯人の言うままこだま号に乗り、身代金を犯人の指示で渡します。渡し方が、こだま号の特徴を利用したもので、衝撃的でした。 ちなみにこの映画が上映された時は、モノクロからカラーに変わる時期。本映画はそれをも利用した演出があります。 世界の黒澤さん、ダイナミックな方で、この映画で景観を考えて、民家を取り払うというエピソードもあります。凄いですね。 チーム守中コラム 新幹線
前の東京オリンピック前に開通した東海道新幹線。今では空気抵抗やトンネル突入時の衝撃緩和に加えてデザイン性も上がり、とてもスタイリッシュな形となっていますが、私の脳裏にはっきり焼き付いているのは、開通当時の、団子っ鼻と言われた、O系。それでも当時は斬新な形で多くのファンを魅了しました。
今でも新幹線を見ると心躍ります。 チーム守中コラム〜カルチャーショック
「カルチャーショック」と,聞くと,何か国際的な,地域同士の文化的な大きな話に聞こえてしまいますが,自分の習慣と違うものに出会った時の衝撃も,カルチャーショックではないでしょうか。そう思うと,私のカルチャーショックは数知れず。そのほとんどが,学校や友達の家で経験した「驚きの出会い」です。その中で,二つ紹介します。
1「蚊帳(かや)」:小学校に上がったか上がってないかの幼い頃の夏,仲良しの山ちゃんの家にお泊まりした時に,蚊帳というものを生まれて初めて見ました。こ,こ,この原理は,ご飯が残った時にちゃぶ台にかぶせるネットみたいなものと同じだ!と思いながら,教わったとおりに素早く蚊帳に入り込みました。 2「なめこの味噌汁」:小学校5年か6年の時の家庭科の調理実習。私の班の汁物は,なめこの味噌汁。何じゃこれは!となめこを初めて見て,私は,あ,これはダメだな!食べられないなとあきらめていました。我が家では,なめこの味噌汁は母の食事ローテーションには入っていませんでした。嫌々ながら食べてみると,こ,こ,これは!食感,味,食べた後の体の温まり方とも感動的なものでした。その日,家に帰ってから母にせがみ,いつしかなめこの味噌汁は,我が家のローテーション入りを果たし,現在も健在です。 それぞれの人がもっている先行体験=文化,が出会い,交わるというのも,楽しいものですよね。 水曜日の朝
水曜日の朝,いいお天気です。いよいよ明日から3年生は修学旅行です。天気予報では,安定したお天気だということで一安心ですが,安心・安全な3日間にしたいと思います。
チーム守中コラム〜楽しみ
旅行や行事,友達との約束等を「楽しみ」にしているんだと,人が話しているのを聞くと,私はつい,「その思いどおりになってほしい,楽しんで欲しい」と願いながら,少々切ない思いになってしまいます。
この,「楽しみ」という,未来に向けての期待の言葉は,「旅行は計画しているときが一番楽しいんだ」という言葉にもあるように,何かを行う前に人それぞれが,「こんなことをしたい」,「こんなことがあるといい」と希望的な期待を膨らませて出る言葉です。だから私は,実際は,その膨らんだ思いを越えるものになって楽しんで欲しいなぁとつい考えてしまいます。 私は,「思っていたより楽しくなかった」,「こんなはずじゃなかった」という思いは,なぜか自分よりも他の人にはして欲しくないという気持ちが強く働きます。なぜか人の膨らんだ期待は上手くいって全うしてほしいと思ってしまいます。 かと言って,人生何があるか分かりませんから,その時その時で上手に振る舞って楽しむことがいいと思います。何より事前に想像して,「楽しみ」と思う気持ちは,老若男女,誰しもが大切にして欲しいと願ってしまう今日この頃です。 チーム守中コラム〜反論
人は誰でも自分の考えが適切でいい考えだと思っています。時として人に反論されると,カチンときて気分を害してしまうこともあります。
しかしながら,反論に耳を傾け,その根拠や自分の考えとの比較をすることは,とても大切なことです。自分の考えを見詰めたり,視野を広げたりすることができるからです。 この「反論との向かい」も,ある意味訓練なのではと思っています。話合い活動等で,常時多様な意見に触れていれば,自分の考えとの比較は容易にでき,考えを深めることができると思います。 「深い学び」と昨今言われてますが,このコロナ禍の中でも,深い学びに繋がる話合いや意見交換をすることは大変重要なことです。ニューノーマルにおいても,スムーズに議論ができる設定を心掛けたいと思います。 【研修】国語部会による授業検討会今日の給食
5月16日の給食は「麦ごはん、牛乳、ねぎ塩豚丼、だいこんとツナのサラダ、かき玉汁」です。ねぎ塩豚丼はレモンを加え、酸味のある味付けでした。
チーム守中コラム〜タイミングとバランス
少し昔の話ですが,新聞を読んでいたら,訪問看護師の方の手記があり,それを読んで考えさせられました。その看護師の方は,病を患っている方のお宅を訪問し,体調管理や筋力トレーニングを行う仕事をされているそうです。ある日,一緒に仕事をしていた歳の離れた先輩が重い病だと分かり,患者として付き合うことになったそうです。先輩とその奥さんはとても真面目で,後輩である看護師さんは,「肩の力を抜いてやっていきましょう」と伝えるタイミングをずっと考えていたそうです。少し肩の力を抜かないと,いつか逃げ道をなくしてしまうと考えたそうです。
ある会合で,その御夫婦の娘さんが,「力を抜いて」と御両親に話し掛けた際,御夫婦の表情が緩んだ時に,「あ,今なら」と話したそうです。御夫婦の今までの努力をねぎらいながら「ちょっと抜けるようにいきましょうか」と。先輩は,「そうか」と,朗らかに,噛みしめるように応えたそうです。 このお話を読んだ時,それぞれの方々の優しさをひしひしと感じました。そして,「タイミングとバランス」について考えることとなりました。 「十人十色」といいますが,人それぞれの人生。その人生体験から学んだり教わったりすることは,とても貴重なことだと思います。 |
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