チーム守中コラム〜経験と学習![]() 音が波であるということを体験できるのは,救急車のサイレン。近付いてくる救急車のサイレンの音は高く聞こえ,すれ違って離れていく救急車のサイレンは低く聞こえる,理科ではこれを「ドップラー効果」と呼びます。2点の距離が縮む運動での音は波が圧縮されて高く聞こえ,2年の距離が離れていく運動での音は,波が引き延ばされて低い音になるというものです。 また,音の速度を体験できるのは,多くの人が嫌いな雷です。光は速度がとても速く(1秒間に約30万キロメートル),ほぼ同時に伝わると考えると,音はかなり遅れて聞こえます。「ピカッ ゴロゴロ」と,ずれた秒数で雷の場所がどれだけ離れているかを推測することができます。音の速さは1秒間に約340メートル。意外と?遅いのです。 こんな風に,既習事項と自分の体験を繋げるということが大切です。理科は,「身近なもの,実生活に関連付けて」学習する教科です。余談ですが,光は速いといっても,太陽が発した光が地球に届くまでには約8分19秒ほどかかっています。ということは,今見える暖かな日差しは,8分以上前に太陽が発した光ということです。そう考えると神秘的だなあと思います。 月曜日の朝![]() ![]() ![]() 今日の給食
12月2日の給食は「ソフト麺、牛乳、しょうゆラーメンスープ、焼き餃子、ブロッコリーのおかかマヨ和え」です。ラーメンスープにはメンマやねぎなどを入れ、よりラーメンらしくなるようにしました。
![]() チーム守中コラム〜出会い,選択![]() 人は,成長のためにも,あらゆる出会い,選択を「経験」することが大切であると思います。「選択」というと,ある学者さんが唱えた説によると,人は一日に最大で35000回の決断をしているとか。そんなことを考えていると,すべての人の無意識に近い選択や,買い物や交渉などの大きな選択が,その人にプラスになって欲しいなぁと思ってしまいます。 学校の生活が落ち着いているのは,一人一人が落ち着き,それが集団の雰囲気になっているということに他なりません。そう考えると,やはり一瞬一瞬の,「真実の瞬間」を丁寧にしていくことが大切であると考えが至り,落ち着きました。 とは言っても,なにがプラスになるか分からない・・・と考えると,私はいつも「バタフライ効果」という言葉を思い浮かべます。 バタフライ効果とは,これまで数回コラムに登場してきた言葉ですが,非常に些細な小さなことが様々な要因を引き起こし,だんだんと大きな現象へと変化することを指す言葉です。 名前の由来については,エドワード・ローレンツという気象学者の講演の題名『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』から来ているそうです。ほんの些細な事が,徐々にとんでもない大きな現象の引き金に繋がるかという考えです。少し神秘的な考えに聞こえるかもしれませんが,小さな出来事や物も,いろいろなものと繋がっているということだと思います。ちなみにバタフライ効果の例えは幾つかあって,百田尚樹さんの著書『フォルトゥナの瞳』には,「北京で一匹の蝶が羽ばたくと,ニューヨークで嵐が起こる」と書かれています。そう考えると,「真実の瞬間」は,生活の至る所にあって,その一つが朝の挨拶だったり,御家庭での何気ない会話であったり,テレビドラマの一シーンであったりするのだなぁと,一旦落ち着いた哲学思考が深まっていました。 出会い,選択を大切にしたいものです。 金曜日の朝![]() ![]() ![]() |
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