チーム守中コラム〜変えられるもの

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 かなり前の話になりますが,たまたまラジオを聞いていたら,人生相談のコーナーが始まりました。そのコーナーのパーソナリティーの方が,「変えられるものは変えましょう,変えられないものは受け入れましょう。」といった感じのコメントをしました。私は,「そうだ!」と瞬時に共感しましたが,この言葉,遙か昔に聞いたことあるなあと哲学にふけりました。

記憶を辿りながら調べていくと,アメリカの神学者のラインホルト・ニーバーという方の言葉でした。
「変えられるものを変える勇気を,変えられないものを受け入れる冷静さを,そして両者を識別する知恵を与えたまえ」

勇気と冷静さ,そして知恵・・・この三つ,誰しも欲しいものばかりです。何かの問題に対峙する時,不思議と人は変えられないものを何とか変えようと努力し,抱え込んでしまうことがあります。かといって,何から何まで変えられないものだと判断するのは愚かです。変えられるものと変えられないものをきちんと分けて対峙することができる知恵を常にもっていたいものです。

変えられるものを頑張って変えていった先には,変えられないものが変わっていったりすることもあるのではと,ふと思いました。

チーム守中コラム〜批判

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現在の情報化社会においては,人を「批判」することが非常に多く,批判の言葉などをSNSでよく目にすることがあります。「批判」の意味は,「検討を加えて,判定・評価すること。また, 人の言動や行為などの間違いや欠点を指摘し,正すべきであるとして論じること。」です。私見ですが,最近の批判は,検討を加えたり,正すべき意見もなく,ただただ人に文句を言っているものが多いように思います。いわゆる誹謗中傷です。

 2年ほど前,コロナ禍となった時に,元日本ハムの投手として活躍し,アメリカ大リーグでの経験もある,プロ野球解説者で日本代表チームコーチの建山義紀さんが,メッセージ動画を配信しました。内容は,「私たちは,私たちの身近にいる『命を支える人』,『』生活を支える人』,『社会を支える人』に対し,感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないだろうか。心から感謝したい。そして,これまで通りの日常生活を送れず,ストレスの多い今,商品が買えなかったりすることで,店員ににクレームをつける人もいる。このような心ない行動は許せない。」と,建山さんは強く訴えていました。

「私は希望の商品がなかったり,会計を待たされたりなどの状況で,店員さんに強く怒りをぶつける人を絶対に許しはしません」,「こんな状況だからこそ,お互い人を思いやる気持ちをもち,みんなで力を合わせて苦境を乗り越えていきたいと思います。」建山さんは,「感謝」の気持ちを大切にと強く訴えています。よく,ベストが見付からない時は,ベターを模索しよう,という言葉がありますが,コロナ禍では,何がよくて何が悪いかも分からない不安がうごめいています。「批判」のエネルギーを「感謝」のエネルギーに転換できる,しなやかで柔らかくてかっこいい心をもちたいものです。

 ちなみに私は,建山さんの大ファンで,現役時代のダイナミックなサイドスローから剛球を繰り出す姿をいつも応援していました。解説者としても好きで,落ち着いた優しさをもった理論的な解説は,とても素晴らしいものです。

チーム守中コラム〜技術

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 中学生になって初めて学ぶ教科,「技術」。技術とは,1 物事を取り扱ったり処理したりする際の方法や手段。また,それを行うわざ。「技術を磨く」「高度な表現技術」 2 科学の研究成果を生かして人間生活に役立たせる方法。「先端技術の導入」「産業界における技術革命」 と辞書には書いてあります。

 1年生は技術の授業で,身の回りにある技術を探す学習があります。我々の生活は,あらゆる技術で支えられています。その技術発展を支えているのが,大学等の研究室での地道な基礎研究です。そこで,理科的研究やビジネス用語で用いられている二つの言葉について紹介したいと思います。

 二つの言葉とは,「ストラテジーとタクティクス」です。「ストラテジー」とは,訳すと「戦略」で,大規模な包括的な方向を指し,「タクティクス」とは「戦術,戦法」と訳されます。例を挙げると,「国語の成績を上げたい!」がストラテジーで,「読書をする」「漢字練習をする」はタクティクスといえると思います。大きな目標と具体的な手段,といったところです。何か物事を行う際に,「ストラテジーとタクティクス」をしっかりと考えることが大切です。現代は,あらゆる技術が進歩しています。まだまだこれからの分野もたくさんあると思います。生徒の皆さん,これを機会に,身の回りの技術に目を向けて,「こんな技術もあるといいな」など,想像力をふくらませてみるといいと思います。

今日の給食

4月19日の給食は「ごはん、牛乳、鶏つくねのあんかけ、肉じゃが、大根のみそ汁」です。具だくさんのつくねにはしょうゆをベースにしたあんをかけました。
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今、昔

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校庭の掲揚台前にある石碑。昭和・平成の旧校舎の時には,校舎寄りで反対側を向いていました。石碑はずっと守中の歴史を見つめてくれています。

火曜日の朝

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雨上がりの晴れの朝。空気が澄んでいるように感じます。気温も例年並みに上がるようです。気分晴れやかに、充実した生活を送りたいものです。

チーム守中コラム〜地元

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時折,「子育て王国もりや」の子どもたちを,うらやましく思うことがあります。その地で育ち,その地でつながる人間関係に,私はついつい憧れてしまいます。

 私は,生まれてからさまざまな地を転々としていて,「地元」はどこなんだろう?と考えることがありました。昔,守谷中で担任をしている時に,当時の校長先生に,「地元は大切にしろ!ゆくゆくは地元に帰って仕事をしろ!」と言われ,転々としている自分の人生を話したことがありました。両親が愛媛県から上京し,東京で生まれ,柏で育ち,中学校から暗い浪人時代までは東京通い,大学は水戸で,就職は静岡県富士宮市。3年の社会人を経て,非常勤講師で藤代中にお世話になり,新規採用が守谷中。住まいは取手,という私は,校長先生のお話を聞いた時,漠然と,「私にとって,教員としてたくさんお世話になっている守谷町が地元なのでは」と勝手に考えたりしたのが思い出されます。そんな私が,今,守谷市にお世話になっているということは,私は,とても幸せ者なんだと感謝しています。

今,守谷市で進めている「学校教育改革プラン」。昨年度までで第3次が行われ,今年度はそれを土台とする,進化系の「未来の教育もりやビジョン」が展開されています。市を挙げて子どもたちを育てる環境を作っている守谷市は,まさしく子育て王国だと確信しています。新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながら,守谷市は未来へと進んでいきます。

チーム守中コラム〜昆虫

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1年生は,現在,理科で野草の観察をしています。この春,様々な野草との出会いがありますが,同時に昆虫の動きも活発になり,いろいろな昆虫を目にすることができます。昆虫は現在約95万種と多く,全動物の約4分の3を占めています。さらに毎年約3000種の新種が発見され,命名されています。TV番組の企画で,新種発見!というものを観た人もいると思います。日本にもたくさんの昆虫がいますが,「きれい」というカテゴリーで紹介すると,タマムシとハンミョウが挙げられます。二種ともにカブトムシと同じ甲虫で,七色の光沢をもつ体が特徴的です。今回は,生態的にも面白いハンミョウについて紹介します。

 ハンミョウは甲虫の中でも飛ぶことが得意な昆虫です。日本全国に生息しますが,この近辺には,一回り小さく光沢感があまりないニワハンミョウが多く見られます。それでも十分美しい体です。庭や土手,山などの土が露出したところにいます。「あれ?何かが飛んだ?」と目の錯覚を疑うときは,ハンミョウが飛んでいるかもしれません。山道で,人が歩いていると,その先を軽やかに飛んでいくので,「道教え」,「道しるべ」とも言われています。

 ハンミョウは,大きな顎をもち,小さな昆虫を捕食します。ハンミョウが面白いのは,幼虫の生態。雌は硬い土のところに卵を産み,幼虫はその場所に垂直に小さな穴を掘って頭が蓋になるようにして,ひたすら自分の頭付近を小さな昆虫が通るのをじっとしています。ひたすら,(笑)です。幼虫は,やはり大きな顎を持ち,小さな昆虫をひたすら待ち続けるのです。穴付近を通った場合でも,一瞬,びっくり箱のように体をを穴から出して顎で昆虫を捕獲し,穴に引きずり込みます。ですから,穴付近に獲物が来ないとそのまま死んでしまいます。幼虫には背中にストッパーのような突起があり,大きな獲物を捕まえた時,その獲物に体を持って行かれないように耐えるのです。このように,幼虫と成虫では生活行動が違う場合が多いのも,昆虫を調べる楽しみの一つでもあります。トンボもそうです。

 ちなみにハンミョウの幼虫の穴に松の葉を入れると,獲物と勘違いして食いついてきます。ここで勢いよく松の葉を抜いてはいけません。悲しいことに,その勢いで幼虫の頭だけが取れて出てきます。可哀想なのでやめてください。ハンミョウ,タマムシの画像を調べてみてください。きれいな姿に惚れ惚れします。

チーム守中コラム〜昔話から

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先日、テレビを見ていて,大きなカメを飼っている人の話を耳にしたとき,ふっと昔話について考えたことが頭によぎってきました。

 「ウサギとカメ」についてです。「ウサギとカメ」はイソップ童話の一つです。ウサギとカメが山の上まで競走をするお話で,ゆっくり走る亀を後方遠くに見たウサギは,ゴール手前で居眠りをしてしまい,カメに負けてしまうという結末です。このお話から,油断は禁物,コツコツと努力することが一番!という教訓をお話しする人が多いですが,違う見解もあります。それは,「ウサギはカメを見て競走していて,カメはゴールを見ながら競走していた」というものです。

 何かを成し遂げようとするとき,何を見るかで結果が変わるという,経済学の例としても挙げられています。私はドラマ好きで,好きなドラマに「僕らは奇跡でできている」というドラマがあります。高橋一生さん演ずる主人公の大学の先生は,「カメは,ただ道を前に進むこと自体が楽しいんです。」「ウサギはカメを見下すために走るんです。」と言っていて,それを聞いて感動しました。ものの捉え方,見解って,面白いですね。

1週間のスタートです

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週明け月曜日の朝。いいお天気ですが,夕方にかけて崩れ,雨が降るようです。4月も後半戦。健康に留意しながら頑張りたいものです。

チーム守中コラム 四月も早後半へ

今日は4月17日。4月も半分が過ぎ、後半へ。日々のエネルギーを充填すべく、お天気のいいこんな日は、太陽の光を浴びてリフレッシュしたいものです。

ちなみに、今日4月17日は何の記念日か調べてみました。かなり多い語呂合わせ記念日、探してみると、ありました、なすび記念日。よいナスの語呂合わせと、ナスが好物だったとされる、徳川家康の命日から記念日となったそうです。そんなことを検索していたら、アニメの歌、なんでもない日、万歳〜というメロディーが頭をよぎり、つい笑ってしまいました。

朝食のススメ

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生活習慣で最も大切なのが食習慣。きちんと食べないと,体の不調やメンタルにも影響します。保健室前廊下に掲示してあるニュースポスター。「学習効果も高まる朝食」と書いてありますが,そこにはもう一つ,「朝日を浴びて・・・」との記述が。朝日を浴びることは,食と同じくらい大切なんですね。チーム守中の皆さん,朝、カーテンを開け,朝日を浴びて朝食をしっかりとりましょう!

チーム守中コラム〜功績と栄光

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日の目を見ない偉人の物語は数多くあり,その人物の素晴らしい功績が,死後になって認められるという切ないケースもたくさんあります。理科の遺伝の単元で学習するメンデル。彼は学者ではなかったので,彼が地道に研究した遺伝の法則が認められたのは,死後しばらくしてからでした。日本人で有名なのが,鈴木梅太郎という人で,私(校長)はこの人の話を少年時代に知った時,社会の偏見,不平等感や寛容のなさに切なさを感じました。その話を紹介します。

 鈴木梅太郎氏は,東京大学で農業を学んだ農芸学者でした。明治時代,人々を苦しめていた病気に脚気というものがありました。脚気は,足のむくみや神経障害によって足のしびれを引き起こし,心不全を起こす場合もありました。鈴木氏は,米ぬかにふくまれている新しい栄養成分を取りだすことに成功しました。この成分は,脚気に効くと発表し,これを「オリザニン」と名付け,1910 年に発表したのです。このオリザニンこそ,今のビタミンと言われる物質の仲間で,ビタミンB1でした。脚気という病気は,ビタミンB1不足から起こる病気だったのです。しかしながら,学会で発表した鈴木氏は,参加者の医学者から,医学者でもない農芸学者が何を言うんだ!と,散々批判され,認められなかったそうです。ところが,翌年にポーランドの化学者・フンクが,同じ栄養成分を発見し,「ビタミン」と名付けて発表。こちらのほうが有名になってしまいました。後に同じ物質の研究でエイクマンという学者がノーベル賞を受賞しています。

 脚光を浴びなかった鈴木氏ですが,世界初のビタミン発見者としての業績は揺るぎないものなのです。歴史を紐解くと,このような切ないケースは多々あるようです。人生,タイミングや環境で様々な違いが生まれてしまうかもしれません。我々は,よりよい社会を創るためにも,人に対するねぎらい,認め合い,感謝,尊敬などを大切にすべきだなあと改めて感じてしまいます。

チーム守中コラム〜音楽

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音楽療法やヒーリングミュージックという分野があるように,音楽には人の心を癒したりリラックスさせたりする効果があると言われています。リラックス効果の高い音楽というのは,ストレス社会に生きる現代人にとっては重要なものです。

 落ち込んだときに元気になったり,気分を前向きにしてもらったり,または集中力を高めたりと,音楽は私たちの心を動かす不思議な力をもってます。そのなかでも特に注目なのが,音楽がもつリラックス効果です。体の中の自律神経というものは,呼吸や代謝,消化など私たちの生命を維持するものに関わる体のさまざまな働きを支配するもので,心と体を活動状態にする「交感神経」と,休息・安静状態にする「副交感神経」があります。この二つのバランスが崩れると,神経が緊張状態になり,体のさまざまな器官に不調が現れてしまうこともあります。リラックス効果がある音楽には,副交感神経を高める働きがあるため,自律神経のバランスが整うそうです。また,安眠に効果があったり,体内の鎮静剤と呼ばれる脳内物質のエンドルフィンの分泌を増大させストレス解消になったりするそうです。自分の好きな曲や,クラシック,自然の音などを聴いて心を落ち着かせてみてください。自宅学習の合間に聴いたり,ストレッチをする際のBGMにするのもよいと思います。

 「歌は世につれ,世は歌につれ」という言葉がありますが,たくさん聴いた曲は,自分の体験記憶とセットで記憶されます。数十年後に,昔聴いていた曲を聴いて,懐かしい思い出が頭に広がるなんて嬉しいおまけもついてきます。

週末土曜日の朝

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週末は,やはり時間がゆったりと流れているように感じます。雨も上がり,時折日差しも指してきます。部活をしている生徒の声が時折聞こえ,ほっとする時間でもあります。

今日の給食

4月15日の給食は「ごはん、牛乳、ぶりの竜田揚げ、ひじきと大豆の煮物、けんちん汁」です。3年生では、新しい二重食缶で届く汁物が以前よりもっと温かく好評のようです。
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チーム守中コラム〜漢字あれこれ

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国語の学習が嫌い,文章を読むのが嫌いという人の中に,漢字だけは得意,好きという人が時折います。私は小学校時代はとても国語が好きで勉強していましたが,漢字だけは,「テジゴン」と呼ばれていた仲良しの友達に勝てなかったそうです。漢字には,不思議な魅力があり,調べてみるととても面白く,はまる人はとことん追究したくなるようです。読み方で例を挙げると,今の季節に生えているツクシ。漢字では見た目のとおりが表現され,土から出てきた筆,土筆と書きます。また,読み方としては,流石と書いて「さすが」,など,漢字標記や読み方を知る楽しみを感じることができます。中学校の担任の英語の先生に,「恋」という漢字についての話を聞いたそうです。昔,恋という漢字は,戀と書いていた。上の部分は糸という漢字の上の部分が言を挟んでいて,「(糸)いとし (糸)いとし と 言う 心」と読むと戀=恋になるんだと聞いて,深く感動したとのことでした。英単語の語源もそうですが,漢字はさまざまな面白さをもっています。

金曜日の朝

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週末金曜日の朝です。気温は低く,雨が降っています。健康管理に留意したいものです。

チーム守中コラム 〜守谷

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先日,出張の帰りに守谷駅付近を通った際,ふっと哲学にふけってしまいました。哲学というよりも,昔の思い出を思い出して懐かしんだといったところでしょうか。「守谷駅か〜立派になったなぁ〜」なんて思いを巡らせました。

私が正式な教諭として守谷中に配属されたのが平成3年。当時の守谷駅は,今とは全く違い,とても小さな,決して綺麗とは言えない駅でした。駅前に小さなロータリーがあって,小さな改札を通って右側にトイレがあって・・・今ではとても立派な駅に生まれ変わりましたが,その時はローカル色豊かな駅でした。

そして,「常磐新線」,「第二常磐線」等と仮称が付けられていたつくばエクスプレスの工事が始まり,私が守谷中10年目の平成12年には,家庭訪問に回ると,幾つかの生徒の家の目の前や横のギリギリまで工事で伸びてきた高架線路が迫っていました。

時は流れ,当時の面影はありませんが,駅近くを通るたびに,ついついあの守谷駅と,土塔の五差路を思い出してしまうのは,私だけでしょうか。私は,昔の守谷と現在の守谷にお世話になることができて幸せだなぁと,懐かしい思い出の旅の終点で感じました。

チーム守中コラム 野草

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中学1年生は,理科の授業の手始めとして,身近に生えている植物について学習します。この春には,多くの野草が見られ,守谷中の敷地にも,様々な草花が生えています。その中で,今回は「ホトケノザ」を紹介します。ホトケノザは,その葉の形が仏様の台座(蓮座)のように見えることから名付けられたそうです。この時期,いろいろな場所に見られます。このホトケノザについて,面白い話を二つ紹介します。

 1.間違えられやすい植物。 「ホトケノザを探そう」と言ってたくさんの人で探すと,かなりの人が,違う植物を見て,「あった!」と言います。その植物は,ヒメオドリコソウと言います。グラウンドの校舎寄りにこの二つの植物がたくさん生えています。写真を見ると分かると思いますが,オドリコソウ【右】とは踊子草の意味で,踊り子のように見える外観から名付けられました。ヒメは姫の意味で,小さい生物に付けられることが多いです。なので,ヒメオドリコソウは,小さい踊子草なのです。

 2.ホトケノザ,って春の七草? 春の七草とは,「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ 春の七草」と覚えますが,実はこの七草の中のホトケノザとは,今紹介しているホトケノザではありません。食べられないことはないそうですが,食用としては不向きだそうです。春の七草でのホトケノザとは,「コオニタビラコ」という植物のことで,昔は同じホトケノザという名前で呼ばれていました。コオニタビラコの葉が広がっている様子が,やはり仏様の連座のようだというところから名付けられたそうです。うっかり七草粥に入れないようにしたいものです。庭先や近くの道端に目を向けて観察するのもいいかと思います。
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