チーム守中コラム〜思い出の味
何気ない設定から繰り出すオーバーな演技で笑いをとる芸人のあばれる君。私の好きな芸人の一人です。先日、新聞を読んでいたら、「思い出の味」というコラム欄に彼の話が掲載されていました。
あばれる君は福島県白河市出身。彼の思い出の味は、小学校時代、土曜日の昼に母親が留守の際、仕事を抜けてきた父親と食べたラーメンだそうです。しょうゆ味の多い地域の中で、自宅近くのラーメン屋さんでは、みそラーメンが人気だったそうです。 このコラム、あばれる君へのインタビューで作られているのだと思うのですが、実にラーメンの描写が細かく、読んでいると頭に美味しそうなラーメンが浮かんできて、食欲をそそりました。 私がこのコラムで興味深かったのが、あばれる君少年が感じた、「美味しく感じた設定」の話です。昔ながらの店構えのラーメン屋、仕事を抜けて息子と食べに来たスーツ姿の父親の姿、父親との外食という特別感などが美味しさを倍増させたのかもしれない・・・彼が特異なキャラクターを演じることができるのは、少年時代からの感性の高さだったのだな、と頷いてしまいました。 また、感性の高いあばれる君少年は、調理場で上がっている蒸気、テレビの音が響く中での寡黙な店主の背中が印象的だったそうで、無口で真剣に仕事に打ち込む姿がとても格好良く、「大人とは何か」を感じた場所だったそうです。 思い出の味、私にもいくつかあるなぁと哲学し、いいコラムに巡り会えたと喜びました。 チーム守中コラム〜学習効果その2
学習内容を定着させるには,繰り返して行う反復学習がいいと昔から言われています。私は小さい頃から「ながら勉強」「一夜漬け勉強」をしていて反省の人生ですが,この反復学習よりも効果的と最近言われているのが「インターリーブ勉強法」というものだそうです。
インターリーブという言葉は,もともと計算科学で使われていた専門用語で,コンピュータなどがデータを不連続な形で配置して性能を向上させる技法のことだそうです。 その意から,インターリーブ勉強法とは,一つのことを学習する際に間に別の勉強を挟む学習法のことだそうです。 同じことの繰り返しで学習する反復学習とは違って,別の学習をして変化をつけることで高い学習効果が得られるそうです。そんなことをすると,かえって集中力が切れて効果的ではないのでは,と考えがちですが,この方法を行うと,脳にいい刺激を与え,脳が退屈しないという利点があるとのことです。気持ちの切り替えもできるので集中して勉強することができ,また,メリハリをつけて学習することによって,それぞれの学習内容がより鮮明に記憶されるということです。 具体的なやり方としては,全く関係の無い学習を組み合わせるのではなく,ある程度関連した内容の方が効果があるそうです。例えば,「数学,物理」,「日本史,世界史」のような組み合わせ。しかしながら,関連性が薄くても,定期テストの科目を交互に行ってもいいかと思います。 勉強法,効果的な学習に関しては,結局は人それぞれのタイプに寄るかもしれませんが, インターリーブ勉強法を試してみることは脳に刺激を与えるいいことかもしれません。 チーム守中コラム〜学習効果その1
今週金曜日は,前期期末テスト。テストに向けて家庭学習に力を入れている生徒も多いと思います。
よく,「人は褒めて伸ばせ」と,経営学等で言われています。教育においても,褒めることで学習効果が上がるという,ピグマリオン効果というものがあります。 ピグマリオン効果とは,教育心理学における心理的行動の一つで,褒められたり期待されたことで子どもの成績が向上することです。ちなみに,褒められず,期待されないことによって成績が下がることをゴーレム効果と呼ぶそうです。 人は褒められて嬉しくないことは無いと思いますし,褒められるとやる気も増すと思います。また,人間関係も良好になるので,「褒める」ということは,さまざまなものにいい影響を与える,「社会の良薬」ではないかと私は思います。 このピグマリオン効果を,「自分を褒める」ことで高められないかと,昔から考えています。そうすれば,自己肯定感,自己有用感も向上するのではないかと思うのです。私の考えと似ているものがあります。「自己成就予言」というものです。褒められると自信になり,自分の目標を大きく設定し,自分の期待した結果になるように,意識または無意識的に行動をとるために効果が出るということです。 皆が,「褒める」ことを意識的に行うと,きっといいことがあると思います。褒められた人は,相手に信頼感,安心感を相手に何かお返しをしたいという感情をもつそうです。そうです,「褒める」という行為は,連鎖するということです。「褒める連鎖」が大きくなると社会も明るくなるなあと思います。 週明け月曜日の朝
朝の空気が秋を思わせるようになりました。1週間のスタートです。蝉がまだ勢いよく鳴いていますが、少しずつ季節は動いています。
増設工事進むチーム守中コラム〜ばあちゃんの教え
ばあちゃん子だった私は,祖母からたくさんのことを教わりました。普段の振る舞いを正す教えもたくさん教わり,実行してきました。「先人の教え」は,マナーに関することや社会性を見直すための格言して,後進に伝えられているものです。私のばあちゃんは,孫のしつけをしなやかに言葉に乗せてやっていたような気がします。思い返してみると,幾つもの言葉が湧き出してきます。
その中の一つが「ごはん粒を残すと目がつぶれる」です。農家の方が,一生懸命作ってくださったお米を,一粒でも残したらいけない,罰が当たるよ,とばあちゃんは話してくれました。罰当たりにはなりたくなかった少年の私は,必死にお茶碗にくっついたごはん粒を取って食べていました。柔らかめの炊き具合の時は,特に大変でした。ばあちゃんは,第二次大戦中,家族のために列車に乗って農家を訪ね,わずかな米を分けてもらっていたと話を付け加えました。役人さんに見付かると取り締まりで没収されてしまうから,細い布袋を縫って作り,腹に巻いていたんだよと話してくれました。 このばあちゃんの話は,今でもはっきり覚えていて,戦争を知らない私の心に刻まれています。物の大切さ,戦争の恐ろしさ,家族愛などがつまった,ばあちゃんの教えでした。 食育掲示コーナー週末金曜日の朝
曇り空ですが、蒸し暑い朝です。今日は金曜日。昨日から再開した学校生活、2日間ですが、この週末にゆっくりと振り返り、今後の生活に生かして欲しいと思います。
今日の給食
8月25日の給食は「わかめごはん、牛乳、餃子ロール、キムチ和え、もずくスープ」です。夏休みが明け、今日から給食も再開しました。
チーム守中コラム〜春の家守詩 その4
この春に,「もりや心の教育ハートウオーミングプラン2」事業として募集した家守詩。素晴らしい作品が集まりました。誠にありがとうございました。久しぶりの作品紹介,その4です。読んでいると,心が柔らかくなったように感じます。
(名前を伏せても掲示されたくないという申し出が数人あり,その場合掲示していません。) 1年女子 〔生徒→母〕 上の句【子の作品】 [ありがとう][元気もりもり][母のメシ] 下の句【親・家族の作品】 [すくすく育つ] [楽しみ増える] 1年女子 〔生徒→母〕 上の句【子の作品】 [我が家では][いつも玄米][なぜなんだ] 下の句【親・家族の作品】 [家族の健康] [願う母の] [愛情よ] 1年女子 〔生徒→母〕 上の句【子の作品】 [家族では][みんなにぎやか][なんでかな] 下の句【親・家族の作品】 [姉妹三人][みんな仲良し] 1年女子 〔生徒→母〕 上の句【子の作品】 [朝ご飯][体にしみる][母の味] 下の句【親・家族の作品】 [成長願い] [眠い目こする] 1年女子 〔生徒→母〕 上の句【子の作品】 [練習に][付き合ってくれて][ありがとう] 下の句【親・家族の作品】 [夜空の明かりも][応援してるよ] 1年男子 〔生徒→母〕 上の句【子の作品】 [晩ご飯][いつもおいしい][ありがとう] 下の句【親・家族の作品】 [楽しく食べよ][いっぱい話せ] 1年女子 〔生徒→母〕 上の句【子の作品】 [夜ご飯][作ってくれて][ありがとう] 下の句【親・家族の作品】 [笑顔見るため] [今日も作るよ] 1年男子 〔生徒→母〕 上の句【子の作品】 [病んだ僕][心をいやす][母の飯] 下の句【親・家族の作品】 [いつも完食] [作る幸せ] 1年男子 〔生徒→母〕 上の句【子の作品】 [サッカー部][一生懸命][頑張ります] 下の句【親・家族の作品】 [頑張った分] [成長できる!] チーム守中コラム〜はず
夏休みに入って,過去に経験した生徒指導やトラブルを振り返り,整理する時間を取りました。担任だった時に抱えたトラブル,学年主任の時に組織で事に当たった難局・・・さまざまな経験がありました。私は,生徒指導等のトラブルや,人間関係の問題のほとんどが,「そんな筈じゃなかった」と当事者が後悔するものなのだと思っています。整理を続けていけば行くほど,その言葉が頭をよぎります。すると,突然,私の知的好奇心がうごめきました。「筈(はず)」ってなんだろう?・・・早速,スッキリしたいので調べてみることにしました。
「筈(はず)」とは,弓の両端の元を掛けるところ(ゆはず),矢の端の弓の弦につがえる切り込みのある部分(やはず)のことだそうです。そこから,矢筈(やはず)と弦がよく合うということから,「当然そうなるべき道理であること,また,その確信をもっていること,その予定であること」を示すそうです。 弓の構造が語源なんだ〜と感心した時,あ,と思い出しました。弓道から語源が生まれている言葉は他にもある,確か・・・そう,「図星」だ!これは幼き頃,クイズ番組で知った知識でした。 「図星」とは,弓道で使われる的の中心の黒い部分。まさに的中〜という意味ですね。 スッキリついでに,弓道から来ている言葉って他にないかなあと思いを巡らせていると,ふと,「やはり」という言葉が浮かびました。数珠つなぎでどんどん調べるのが楽しくなり,調べてみると・・・ 「やはり」という言葉は,漢字で表すと「矢張り」となります。お,やはり,語源は弓道なのかなと思いきや,諸説の中には,「弓を張って矢を放つことを待っている構え」からできたという説もありますが,有力な説としては,「やはり」は「やはら」という古語が由来となっていると言われているそうです。「やはらか(和か)」という形で,「そのままじっとしておく」という意味で,そこから転じて「変わらない様子。変化がないさま」となり,今現在使われている「予想した通り,結局は」という意味をもつようになったようです。 過去の事例整理をしていて,またまた語源を調べる旅に出てしまいましたが,「なるほど」と思う気持ちは,頭をスッキリさせてくれるようです。 通学路について授業日初日の朝
35日間の夏休みも終わり、今日から学校生活がスタートです。今日は始業式ではありませんが、スタート初日の節目の日です。いいスタートを切れればと思います。
夏休み最終日〜明日から学校生活スタート
本日で35日間の夏休みも終了。明日からは前期後半のスタートです。依然暑い日が続きますが、朝晩に秋の訪れを感じるようになりました。1年生のメール返信には、「早く先生や友達と会いたいです。」という内容が多く見られました。明日は、さまざまな思いをもった人が集まります。自分と周りの人に思いやりの気持ちをもって、いいスタートが切れるよう願っています。みんなで支え合い、思いやりながら生活していきましょう。
8月8日、月曜日の朝
夏休みも後半、週明け月曜日の朝です。お天気はよく、気温も上がりそうで熱中症には引き続き注意が必要です。
8月8日、今日は何の日かなあと調べてみました。8、8で、パパの日かなあと思ったのですが、それはなく、タコの日、そろばんの日、爬虫類の日、世界猫の日・・・等がありましたが、一番驚いたのが、今日8月8日は、「1年の中で一番記念日が多い日」だそうです。そう聞くと、今日はなんだか特別な日かなあと思いましたが、何かのアニメの歌、「何でもない日バンザイ!」が頭をよぎりました。いずれにしても、一日一日を大切にしたいと思いました。 暑さに注意八坂神社祭礼巡視 お世話になりました。屋台を減らしての開催と聞いていたので、混雑は例年ほどではないと思っていましたが、いざ巡視すると例年以上の混雑。生徒が明るく挨拶をしてくれて、少しほっこりした場面もありましたが、このコロナ禍で心配は募りました。早くコロナ禍が過ぎてほしいと願うばかりです。 |
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