医王山での歩みを進めよう

令和6年元旦、頂いた年賀状の整理をしているところ「緊急地震速報」のアラートが鳴り、その数秒後に大きな揺れがありました。間なしに2度目の「緊急地震速報」。2回目の揺れは、今までに経験したことがないような大きな揺れでした。ほんの1、2分間の出来事でしたが、5分間にも10分間にも感じました。
児童・生徒のみなさんも地震が起きたときは、ずいぶん驚き、不安な気持ちになったことだと思います。4日には、一斉メールで児童・生徒のみなさんの安否を確認しました。メールの開封通知がないご家庭には、直接電話をさせていただきました。ご協力ありがとうございました。みなさんの無事を確認することができましたが、中には里帰り等で、能登方面で被災した児童・生徒もいました。教職員の中にも能登方面で被災し、ご実家が全壊、半壊された方がいます。幸いにも本校の児童・生徒や教職員、そのご家族の中で亡くなった方はいませんでしたが、自然の前に、多くの人がどこにもぶつけようのない怒りや先行きが見えない不安な気持ちを抱えています。児童・生徒のみなさんの中で過度なストレスを感じている人は、ぜひ先生やスクールカウンセラーに相談してください。
この地震で壊れてしまった学校の時計が、地震のあった16:10分をさして止まっています。時計の針は止まっていますが、私たちの歩みは進めなければいけません。今、私たちにできることは、人と人とのつながりを大切にし、温かい心で接すること、今できることを全力でやりきることではないでしょうか。児童・生徒のみなさんは、当たり前のことが当たり前にできることに感謝し、あいさつやありがとうを意識して行動することや周りの思いに気づいて思いやりのある行動をすること、一生懸命に学習に取り組むことなど当たり前のことをやりきりましょう。
この先、被災された方に思いを寄せていれば、私たちが直接関わり、役に立つ場面は必ず訪れます。震災でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方のご健康と一日も早く心に安寧が訪れますことを願っています。
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