チーム守中コラム〜イチョウ

画像1
画像2
画像3
 グラウンド北側端に大きくそびえるイチョウの木。昔はよくこの木を背にしながら生徒とソフトボールを楽しんでいたなぁと、しげしげと木を見上げました。

 暖かい季節に、緑色をしていた葉は、今は鮮やかな黄色に。秋から初冬の風物詩です。イチョウの葉には、多くの植物がもつ緑色のクロロフィルと、黄色のカロチノイドという色素が含まれています。秋以降、気温が下がるとクロロフィルだけが分解されるため、黄色になります。

 このイチョウの葉、小学校勤務の時には、厄介者でした。腐葉土をつくろうとしても、なかなか分解されませんでした。他の葉と違い、油分が多いことから微生物が分解しにくいのだそうです。一転、イチョウの葉は、水分も多く含まれていることから燃えにくく、火事に強いという性質ももっています。それが理由で街路樹として植えられることが多いとか。

 イチョウは日本で季節を感じさせてくれる大切な木です。雄の木と雌の木があり、雌の木にできる、ギンナンの独特の臭みも、季節の風物詩と言ったところでしょうか。
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31