チーム守中コラム〜怒り、収める

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 私は元来短気な性格で、そのくせ心配性ゆえに小さな違和感に目が留まり、若い頃はついつい大きな声で怒ることがありました。仕事や家庭でのトラブルに対して、きちんと整えるための意見を相手に伝えるのですが、今となっては、もう少し、いや、かなり冷静でソフトに伝えるべきだったと反省しています。

 「怒りの感情は必要ない」と唱えていた人がいました。確かに怒りは、我をも忘れてしまう、大きくて不安定なエネルギーです。そのエネルギーが土台となって行動力に結び付くという、いいケースもありますが、多くは対人的なほころびを大きくしてしまいます。

 歳を重ねて、「収める」というワードが、自分の頭の中に大きな存在としてあります。「しなやかに、怒らずに柔らかく収める」ということは、どんなトラブルに対しても必要なことだと思います。

 近年、「怒らずに、しなやかに収める」という目標を立て、何かの折りに自分自身で確認しています。運転中も、「穏やかに、譲り合って」と肝に銘じてますが、先日、片側二車線の道路で、突然前方に割り込み、ぶつかりそうになった車に対して、「おーい!」と大きな声を出してしまいました。まだまだ未熟者だと、大声を出した後にひとしきり反省しました。「怒り」、「収める」・・・常に相手のことを考えながら行動したいものです。
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