チーム守中コラム〜見てくれていた

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 このコラムの時折登場する私の祖母。ばあちゃんのことを大好きな私は、幼き頃、「ばあちゃん子」という言葉を知ってから、「自分は最強のばあちゃん子だ!」と、よく周りの人に話していました。ばあちゃんは、私が大学生の時に他界しましたが、それからは、守護霊になって私を守ってくれていると、聞く人によっては少々引いてしまうようなことを言っていました。

 そんなばあちゃんを思い出してみると、とても優しく、孫の私たちをよく見ていてくれました。おちょこちょいでルーズな私は、家の中で物を無くしてしまったり、しまい込んでしまったりすることがしょっちゅうでした。そんな時にばあちゃんに、「○○が無くなって困っているんだ。」と相談すると、ばあちゃんは、「□□を探してごらん。」と優しく私に言いました。そして言われた場所を探してみると、探していた物が見付かりました。こんなことがたくさんあり、小さい頃の私は、いつしか、「ばあちゃんは魔法使いだ!」と言うようになりました。ばあちゃんは、それを笑顔で聞いていました。

 無論、ばあちゃんは魔法使いではなく、普通の老女。ただ、ばあちゃんは、私たち孫を常に見ていて、いろんな事に気付いて心に留めていてくれたんだと思います。そんなばあちゃんみたいな人に、私もなりたいと思いながら今に至っています。
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