チーム守中コラム〜情報との向き合い

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 今の時代、雑誌はもちろん、携帯電話やインターネット等の普及・発達によって、昔と比べるととてつもない情報が、我々の前に現れ、目に入ってきます。携帯電話を持ち始めた20数年前は、「便利だなあ」と思っていましたが、今はとても危険に感じ、情報との向き合いに対するしっかりとした考えをもつことは、これからを生きていくためにはとても大切なものであると思っています。

さまざまな情報の中には、いろいろな人の「感想」、「意見」、「批判」等があります。最近凄く感じるのが、「誹謗中傷」という言葉を、何度も目にするということです。

 人は情報を目にした時、心動かされます。時には喜び、時には怒りを覚えたり、驚いたり・・・昔、「トリビアの泉」という番組がありましたが、人は生来、「知る」ということを欲している動物で、知り得た情報に感情が反応し、それを時には好むことも多いのだと思います。反応の結果、人を傷付ける誹謗中傷が生まれてしまうということは、残念でなりません。

 「誹謗中傷」という言葉が多く当てはまってしまうSNSの世界は、今一度、人への思いやりを考え直して欲しいと思います。何も、「匿名性があるからといって、思ったことを書かないように」というのではなく、誹謗中傷を「思ってしまう」気持ち自体が変わればいいのになあと思っています。

調べてみると、誹謗中傷とは、根拠のない悪口を言いふらして他人の名誉を損なう行いのこととありました。「誹謗」とは「人の悪口を言う」ことで、「中傷」は「根拠のない内容で人を貶める」ことだそうです。そこには、人に対する悪意があるとも書かれていました。そして、誹謗中傷と批判は、大きく違うとも書かれていました。

 この複雑化した社会において、情報を受け取ったときの自分の反応に向き合い、それの結果、自分の思いや言動が、自分や他人にマイナスに働かないようにコントロールすることが大切だと思います。何よりも、情報に振り回されないようにしたいものです。
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