チーム守中コラム〜自己肯定感

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 青春時代というのは,理想と現実の差に悲観したり,自分の力のなさに心傷付き,自分が嫌になってしまうことが多いものです。しかしながら,このような挫折を乗り越えたり、自分と向かい合ったりすることで,自分を認めていく,自己肯定感というものを高めることができます。自己肯定感を高めると,行動に自信がもて,何事にも意欲的に取り組むことができると同時に,達成感,幸福感を高めることができます。しかしながら,自己肯定感は,意識しないとついつい日常の喜怒哀楽に流されてしまい,高めることができません。

 私は,15年前に,スーパーマーケットのカスミに企業研修として3カ月勤めていました。守谷のアクロスモールのカスミと本社で研修をして,アクロスモール勤務時は,野菜を切ったり,カツ丼や寿司を作っていました。昔,守谷中で担任をした生徒がお客さんとして訪れ,私を見て腰を抜かしたりしたことや,何か問題を起こして教員をクビになったなどという噂まで流れましたが,とても楽しくてためになる研修をさせていただきました。
 
 本社では,様々な社員研修を受けさせていただきましたが,その中に自尊感情(セルフエスティーム=自己肯定感)に関する研修がありました。自己肯定感とは,自分自身をかけがえのない価値ある人間だと感じる感覚で,自分自身を好きだと感じ,自分を大切に思える気持ちのことです。自信と言ってもいいでしょう。 しかしながら,単に自信としてしまうと,人間は自信の大きさがついつい過信となり,人間関係を歪ませたり,トラブルに繋がったりします。そういった意味では,自己肯定感とは,もっと奥深い,心の底から自分を支える感情と言ってもいいと思います。

 自分の長所,短所をすべて受け入れ,自分がかけがえのない,いわゆるオンリーワンであることを感じることが大切なのです。
 自己肯定感は,1.人間関係の中で自分がしっかりと行動できている。 2.自分をしっかりと受け入れることができる。 3.自分の考えでしっかりと自己決定できる。ということに繋がります。若い人は,自分が好きなんて言ったら,ナルシストだと引いてしまうかもしれませんが,自分を好きにならなければ,他人を認めることも,好きになることもできません。自己肯定感を高めると,成績や仕事の業績が上がり,自分を大切にすると同時に他人への思いやりをもつことができるようになります。チーム守中の生徒の皆さんもには、是非高めてほしい感情です。
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