チーム守中コラム〜掃除

画像1
先日,清掃の時間に,一生懸命活動している生徒を見て,ふっと清掃について哲学思考が働きました。いろいろな方が清掃について話をしていますが,掃除については,「心を磨く」と言われることが多いと思います。清掃活動は,単なる係活動というものにとどまらず,奉仕的精神や,自ら活動するという意欲や自主性を培う面で,大変重要な活動です。掃除を真剣にして,「心がピカピカ」になるって,とても素敵だと思います。

 掃除について思いを巡らせていたら,「トイレの神様」を思い出しました。12年ほど前,植村花菜さんというシンガーソングライターの方が歌っていた歌です。初めて聴いたのは,車のラジオから。当時高校生だった長女を,迎えに行った帰りの車中でした。二人は,いつの間にか植村さんの歌に聴き入ってしまい,自宅に着いた時に,長女が「エンジンを切らないで」と叫びました。最後まで聴きたかったのです。歌が終わったとき,私と長女は泣いていました。とても感動的な歌です。「トイレにはそれはそれはキレイな女神様がいるんやで だから毎日キレイにしたら女神様みたいにべっぴんさんになれるんやで」・・・おトイレの掃除の話ですが,実はおばあちゃんとの思い出の歌。長女はおばあちゃん子なので,その晩,私の母,彼女の祖母に長電話をしていました。

 何かをきれいにすることは,「こうすれば〜が得られる,得をする」という損得勘定を超えた,人間本来の気高い心に繋がるものなのではと思います。
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30