チーム守中コラム〜笑い

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今も昔も,人の心を癒やしてくれる「お笑い」。今の流行はお笑い第7世代と言うそうですが,昔のお笑いのキングと言えば,「ザ・ドリフターズ」。幼き頃,毎週土曜日の8時からの「8時だよ,全員集合!」というドリフターズの公開番組。柏市民文化会館に来たときは,胸がドキドキで勉強も手に付きませんでした。

 ドリフターズは5人組。荒井注さんという人が脱退し,新メンバー加入となった時に登場したのが,志村けんさん。志村けんさんは,お笑い芸人に弟子入りする際,ドリフターズと,萩本欽一さん・坂上二郎さんのコンビ,コント55号のどちらにしようかと迷った際,音楽性があるドリフターズに決めたというエピソードがあります。ドリフターズは,バンドとしても活躍し,なんとあのザ・ビートルズが来日した際のコンサートの前座を務めたことがあるのです。

 志村けんさんは,若々しさ溢れる動きと,とぼけた雰囲気で,すぐに人気者になりました。出身地の東村山市の歌,「東村山音頭」を歌い,大ブームに。番組が終了しても,お一人や加藤茶さんとお二人で番組を作ったりしてお茶の間の人気者でした。晩年,インタビューやバラエティー番組で,真面目でシャイな一面や,心優しく動物好きの一面を見せて,さらにファン層を広げました。お亡くなりになった今でも,チンパンジーのパン君との掛け合いは,私の胸に刻まれています。「笑いで人を幸せにしたい」という,志村さんの意志は,お笑い芸人だけでなく,お茶の間の視聴者の我々も引き継いでいくものだと思います。
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