チーム守中コラム〜学習効果その1

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今週金曜日は,前期期末テスト。テストに向けて家庭学習に力を入れている生徒も多いと思います。
 よく,「人は褒めて伸ばせ」と,経営学等で言われています。教育においても,褒めることで学習効果が上がるという,ピグマリオン効果というものがあります。

 ピグマリオン効果とは,教育心理学における心理的行動の一つで,褒められたり期待されたことで子どもの成績が向上することです。ちなみに,褒められず,期待されないことによって成績が下がることをゴーレム効果と呼ぶそうです。

 人は褒められて嬉しくないことは無いと思いますし,褒められるとやる気も増すと思います。また,人間関係も良好になるので,「褒める」ということは,さまざまなものにいい影響を与える,「社会の良薬」ではないかと私は思います。

 このピグマリオン効果を,「自分を褒める」ことで高められないかと,昔から考えています。そうすれば,自己肯定感,自己有用感も向上するのではないかと思うのです。私の考えと似ているものがあります。「自己成就予言」というものです。褒められると自信になり,自分の目標を大きく設定し,自分の期待した結果になるように,意識または無意識的に行動をとるために効果が出るということです。

 皆が,「褒める」ことを意識的に行うと,きっといいことがあると思います。褒められた人は,相手に信頼感,安心感を相手に何かお返しをしたいという感情をもつそうです。そうです,「褒める」という行為は,連鎖するということです。「褒める連鎖」が大きくなると社会も明るくなるなあと思います。
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