チーム守中コラム〜情けは

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「情けは人のためならず」ということわざについては,昔から間違った解釈をしている人も多く,未だに世論調査等でも回答が分かれているようです。正しい解釈は,「 人に対して情けを掛けておけば,巡り巡って自分にいい報いが返ってくる」ですが,「人に情けを掛けてやることは,結局はその人ためにならない」という,間違った解釈をしている人が多いとのことです。

 私は運よく,子どもの頃に正しい解釈を先にしっかりと頭に焼き付けることができたのですが,そもそも,「人に情けを掛けてやることは,結局はその人ためにならない」という考え方自体,私は疑問符を付けてしまいます。

 「その人のためにならないから,情けを掛けてはいけない」という考え方は,私には到底納得できないものです。「情け」とは,そもそもその人を案じて無償で行うもの。確かに何でもかんでもやり過ぎてしまうのはよくないと思います。よく,「お腹が空いた人には魚を与えるのではなく,釣りの方法を教えるべきである。」などという話を聞いたこともありますが,まずは魚を与えて,その先のことはよく考えて行うというのが本筋ではないでしょうか。

 いずれにしても,人を思いやることは大切。それを行うときにはバランスが大切,といったところでしょうか。私は,「性善説」派なので,人は人を思いやる,自然な行動ができるのが一番だと思います。
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