チーム守中コラム〜鍵盤

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 GW中に,今後の学校生活のことを考えていました。秋の体育祭について思いを巡らせていると,「綱引き」をしている生徒を想像しました。そこから連想ゲーム的に思いが連なり,綱引き→タッグ オブ ウオー(英語)→ポール・マッカートニー→人種問題,と連なっていきました。

 「タッグ オブ ウオー」とは,1982年に発表されたポール・マッカートニーのオリジナルアルバムで,多数の有名アーティストとのセッションや,制作中にザ・ビートルズメンバーであったジョン・レノンが射殺され,ポールはひどく落ち込んでしまい制作ができなかったなどのエピソードがあります。タイトルの「タッグ オブ ウオー」をはじめとして名曲が詰まったアルバムですが,その中でも,全世界で大ヒットした曲が「エボニー・アンド・アイボリー」です。

 「エボニー・アンド・アイボリー」は,スティーヴィー・ワンダーとの共演を果たした楽曲。ピアノの鍵盤をモチーフに,「ピアノの黒鍵(Ebony)と白鍵(Ivory)が隣り合って素晴らしいハーモニーを奏でるように,白人と黒人,無色人種と有色人種,すべての人類が調和できないのか」というテーマで作られた曲です。「どこに行こうと人は同じだと私たちはみんな分かっている。 誰にだっていい所もあれば悪い所もある。 僕らは一緒に暮らせるようになる。 共に生き続けるのに必要なものを互いに与えるようになる。」という歌詞は,当時,浪人し,大学生になった私の胸に刺さりました。

 人種差別・ヘイトクライムによる事件報道が聞かれる今,この曲が再び世界で歌われるといいなぁと,願ったりしています。
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