チーム守中コラム〜気のもちよう

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「病は気から」とか,「気のもちよう」などということをよく聞きます。私は,人のメンタルはガラス細工よりも繊細で壊れやすいと思っています。そのメンタルを,自らの思いで落ち着かせ,その落ち着いたメンタルで,体も健康になる・・・本当に体,心って不思議です。

 昔,学年主任をしていた時に,勤務中体調がすぐれず,薬に頼ってしまおう!と,携帯している風邪薬を探していた時です。どうやら切らしてしまったようで,がっかりしていたら,同僚が錠剤を渡してくれました。「とても効きますよ」の言葉に食いつき,コーヒーでゴクッと飲み込みました。その日は体調が戻り元気に勤務することができました。

 後日,薬をくれた同僚に,「あの薬,すごいですね」と話したところ,同僚は笑いながら,ラムネの瓶を見せたのです。そう,あの錠剤は,ラムネだったのです。

 このようなことを,「プラシーボ効果」と言うそうです。プラシーボ効果は「偽薬(本当は薬ではない成分)を飲んだにもかかわらず,症状が回復したり和らいだりする現象」のことだそうです。本来は医療用語だそうですが,今では日常生活でも使われているようです。「偽薬効果」「プラセボ効果」とも言われているそうです。

 この出来事,私の話のネタとして,今でも使っていますが,「病は気から」,「気のもちよう」を実感した貴重な体験です。ちなみに,プラシーボとは,元はラテン語で「喜ばせる」という意味の単語から由来しているそうです。
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