チーム守中コラム〜日光

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お天気がいい日に,「ひなたぼっこ」について考えていたら,考えが巡り,いつの間にか,漫画「ブラックジャック」を思い出していました。あるストーリーで,コインロッカーで育てられている赤ちゃんが,太陽の光を浴びないことでビタミンD不足を起こし,くる病という疾病に罹ってしまったというストーリーです。

 日光に当たることが極端に少ないと「ビタミンD」が不足します。ビタミンDは,体内で生成される唯一のビタミンで,食事で得られるのは必要量の10%程と言われています。90%は,日光に当たることで生成され,カルシウムの吸収を促進したり,骨の成長と健康維持に大きな働きをしたりします。免疫向上や糖尿病予防・発ガンの抑制等にも効果があるとされていますので,ビタミンDはとても大切なのです。ビタミンDは日光の中の紫外線を浴びることで生成されます。したがって,ひなたぼっこ=日光浴は,気持ちいいだけではなく,健康にとって重要なものと言えます。

 さらに,日光を浴びることで体内で生成される物質に,「セロトニン」というものがあります。セロトニンは,「幸せホルモン」という別名があり,分泌されると精神が安定し,幸福感を強くするという効果が認められています。

 以上のことから,「ひなたぼっこ」は気持ちがいいだけではなく,健康にとって,そして幸福な生活を送るためにとても大切なものなのです。問題は,ひなたぼっこをする時間。ちょっとでもいいので,ひなたぼっこをする余裕を作りたいものです。ちなみに,日焼け止めクリームを塗らない方がいいとのアドバイスを見付けました。お肌にとっては敵の紫外線も,ある程度受け入れないといけないようです。とは言っても,日焼け止めクリームは塗った方がいいのかなあと考え込んでしまいます。「ちょうどいい具合」がいいのですね。
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