国語の学習が嫌い,文章を読むのが嫌いという人の中に,漢字だけは得意,好きという人が時折います。私は小学校時代はとても国語が好きで勉強していましたが,漢字だけは,「テジゴン」と呼ばれていた仲良しの友達に勝てなかったそうです。漢字には,不思議な魅力があり,調べてみるととても面白く,はまる人はとことん追究したくなるようです。読み方で例を挙げると,今の季節に生えているツクシ。漢字では見た目のとおりが表現され,土から出てきた筆,土筆と書きます。また,読み方としては,流石と書いて「さすが」,など,漢字標記や読み方を知る楽しみを感じることができます。中学校の担任の英語の先生に,「恋」という漢字についての話を聞いたそうです。昔,恋という漢字は,戀と書いていた。上の部分は糸という漢字の上の部分が言を挟んでいて,「(糸)いとし (糸)いとし と 言う 心」と読むと戀=恋になるんだと聞いて,深く感動したとのことでした。英単語の語源もそうですが,漢字はさまざまな面白さをもっています。