チーム守中コラム 野草

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中学1年生は,理科の授業の手始めとして,身近に生えている植物について学習します。この春には,多くの野草が見られ,守谷中の敷地にも,様々な草花が生えています。その中で,今回は「ホトケノザ」を紹介します。ホトケノザは,その葉の形が仏様の台座(蓮座)のように見えることから名付けられたそうです。この時期,いろいろな場所に見られます。このホトケノザについて,面白い話を二つ紹介します。

 1.間違えられやすい植物。 「ホトケノザを探そう」と言ってたくさんの人で探すと,かなりの人が,違う植物を見て,「あった!」と言います。その植物は,ヒメオドリコソウと言います。グラウンドの校舎寄りにこの二つの植物がたくさん生えています。写真を見ると分かると思いますが,オドリコソウ【右】とは踊子草の意味で,踊り子のように見える外観から名付けられました。ヒメは姫の意味で,小さい生物に付けられることが多いです。なので,ヒメオドリコソウは,小さい踊子草なのです。

 2.ホトケノザ,って春の七草? 春の七草とは,「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ 春の七草」と覚えますが,実はこの七草の中のホトケノザとは,今紹介しているホトケノザではありません。食べられないことはないそうですが,食用としては不向きだそうです。春の七草でのホトケノザとは,「コオニタビラコ」という植物のことで,昔は同じホトケノザという名前で呼ばれていました。コオニタビラコの葉が広がっている様子が,やはり仏様の連座のようだというところから名付けられたそうです。うっかり七草粥に入れないようにしたいものです。庭先や近くの道端に目を向けて観察するのもいいかと思います。
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